#2 暗殺?
マークとともに僕らはノーベル賞の授賞式に行く、行きの飛行機はファーストクラスだった。初めて乗るファーストクラスに驚きながら、最高のおもてなしとともに、飛行機は離陸した。
マ「なぁ、これはキャビアかねぇ」
エ「じゃろう、なんせこれはファーストクラスよ」
マ「ワシらもずいぶん老けてしまったのぉ、研究に夢中になっていたらもう74歳よ、若い頃もっと遊んでおくべきだったかのぉ」
マークがそういった直後だった、ドーンと大きな爆発音と共に機体の内部は白い煙に包まれた。
エ「マーク!」
マークは気を失っていた、後ろを振り向くと黒いウィングスーツを着た男たちが複数人立っていた。彼らはガスマスクを装着しているようだった。その後私もすぐに気を失ってしまった。
ニュース「ここで速報です。スウェーデン行きの大型旅客機が離陸後、海上上空にて爆発し、墜落した模様、搭乗者にはノーベル物理学賞受賞者のマーク氏そしてエリック氏がいたという情報も入っています。詳細については現在調査中途のことです....」
カ「エリック、、、」
ドンドンドンッ
カ「誰?」
玄関の向こうにはスーツを着た男が立っていた。
男「飛行機事故についてはもうご存知ですか?私はエリック氏の在籍する研究所の責任者です」
どうやら研究所の政府関係者のようだった。
カ「エリック、、エリックは無事なんですか?」
男「奥さん落ち着いてください、安否については私どもも現在全力で調査中です。エリック氏から私に何かあったら妻を保護してほしいとお願いされていまして、、息子さんも現在研究所内にいらっしゃいます」
カ「あなたはこうなることを知っていたの?」
男「いいえ、ただ、今の各国との関係は表面上はそうでもないですけど水面下では緊張状態にあるところもありますから、、もしかしたらそのことに気づいていたのかもしれません」
カ「、、、、」
カレンは男とボディガードに囲まれ護送車に乗り込んだ。