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第59話 消えない野望

事件が起きた後、モネは姿を消していた。数日後、家に戻ろうとすると既にそこは菜々の指示によって取り壊されており、ポツンと大きな空間ができていた。

道具を作ることの出来た博士を失い、そして家まで失ったモネは途方に暮れていた。

これからどうしよう、今更学校に戻るわけにも行かないし、かと言って住む場所もない。

こうなったら・・・モネはポケットから携帯を取り出すと、何処かへ電話をかけ始めた。

そして数分後、駆けつけて来た黒の乗用車に乗り込んだ。

車で移動する事2時間、モネはマンションの手前で降りると、そのまま中に入って行った。

パスワードを入力し、エレベーターで15階へ向かう。

15階に着くと、モネは1509室の手前に立つとポケットから鍵を取り出し、ドアを開けた。

部屋に入るなり持っていた荷物を玄関に放り投げ、お風呂に入る。

なんだかんだここ数日まともにお風呂にも入れてなかった気がするわね。

お風呂から上がると、冷蔵庫からビン牛乳を取り出し飲み干す。

その後、ビンをキッチンに置くとお風呂場の向かいの部屋に入って行った。

その部屋の中にはマキと出会った時から撮っていたであろう盗撮写真が大量に飾られていた。

目線はこちらを向いていないものばかり、しかも着替え中の写真まで存在した。

そんな部屋に入るなり、モネはニヤニヤしながら写真を見つめていた。

しばらくすると満足したのか、部屋を出た。この時点で既に深夜になっているのだが、モネは着替えをし始めた。

そして夜中の2時になると、モネは白装束に藁人形を抱えていた。藁人形にはシロの写真が貼られていた。

リビングの奥へ行くと、藁人形を壁に縛り付け準備が完了した。

モネは必死に呪いを込めながら藁人形の右足に向かって釘を打ち込み始めた。

部屋中にはカツーン、カツーンと釘を叩く音がこだまする。


「絶対に許さない。絶対に許さない。絶対に許さない。絶対に許さない・・・」


ブツブツと念じながらモネは釘を打った。

気がつけば。藁人形の両手足に釘が刺さっていた。そして信じられないほど深く打ち付けられていた。


「マキさんは私のもの。シロちゃんよりも私のことを絶対に選んでくれるはずだわ。ね、そうでしょ?マキさん

シロちゃんになんかに絶対に渡したりしないんだから・・・」

お読みいただきありがとうございました。

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