表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/79

プロローグ

私はあの子と一緒にいる事が一番の幸せだった。

いつも隣にいて、一緒に笑って、一緒に泣いて。

そんな生活が一生続けばいい、そう思っていた。あの時までは・・・



「ねぇ、なんでなの!!??なんで、ナンデナンデナンデ!!!!!」

「けほっ・・・ち・・・違うの・・・聞いて・・・・」

「うるさいうるさいうるさい!!!!あんたのこと、ずっと、ずっと・・・大好きだったのに!!!!」

「けほっ・・・げほっ・・・あ・・・あのね・・・」

「もう、死んじゃえ!!!!!!」

「あっ・・・ま・・・き・・・ちゃ・・・」

「あははははは!!!!あはははははは!!!!」



速報です、同級生の女子生徒を殺したとして同じ高校に通う女子生徒が逮捕されました!

繰り返します。速報です、同級生の女子生徒を殺したとして同じ高校に通う女子生徒が逮捕されました!


エリを殺して逮捕された私は、そのまま警察署へと連行された。

私はもうその時には喋る気力さえも失っていた。

裁判にかけられるなどと言われても、もう何も思うことは無かった。


「判決を言い渡す!!被告人は有罪!!よって、懲役10年に処す!!!」


気が気でないまま行われた裁判で、私は有罪判決を受けた。

世間からは哀れみの目で見られることもあったが、犯罪者として扱われる事が圧倒的に多かった。

私の両親は隣人やマスコミなどの騒ぎで精神的にやられ、私と縁を切って何処かへ引っ越していった。

その時、私に向けられた視線はもう思い出したくもない・・・

あんな恨みのこもった目は、自分の子供には決して向けられないものだ。

こうして、私の人生も終わりを迎える・・・


                           そう思っていた。

お読みいただきありがとうございました。明日より連載スタート致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ