表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/93

4章 7節 マコト達の考え

 緑虫さんは、その前にトイレに行った。僕らも順番にトイレを済ませながら、振り返って意見を確認する。


 「マコトは何か考えはないか?」

僕はマコトに話しを振ってみる。


 「……うーん、まぁ俺もこの辺り考えてみたんだ、美月さんと。」

桜木さんも相槌をうって同意する。


 「結論から言うと、俺たちは表側にいるのだから、そこでしっかりしなくちゃいけない。だから全力で将来を見据えて頑張るんだ。受験や就職、周りとの信頼関係全て。何かあった時にお前たちを守れる立場を用意するんだ。それが自分達の為にもなる。

 で、これは伝えておきたいんだが、お前ら二人の為にと考え過ぎない様にはしよう、あくまでも俺たち二人の為が最優先だ。それを間違えると皆んな不幸になるだけだ。だから、俺たちはお互いのことを大切にして付き合っていこうと思う。今の高校生活も充実させるから。申し訳ないがそれは許して欲しい。」


 マコトが僕らに頭を下げて許しを請う。こいつのいいたいことは良く分かる。寧ろ良くもそこまで考えてくれた。


 僕と緑虫さんは、答えた。「ノープロブレム」だと。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ