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再び
ガチャッ
あたしは、屋上に入った。
「あっ愛実!ちゃんと来たんだな!えらいじゃん。」
「何よ、その上から目線!むかつく」
「(笑)やっと来たな。」
「うん。」
「愛実ちゃん、きてくれてよかったよ。」
「本当だよー。来ないかと思って心配してたんだよ!愛ちゃんが来ないと海都君に怒られちゃうとこだったよー」
「えっ?何で?」
「だって海都君さぁ」
「直樹!」
「あっ、ごめん。」
「何?気になるじゃん!直樹くん教えてよ!」
「愛実は知らなくていいんだよ!っつか、やっと4人そろったな。」
「あっ、うん・・・。」
「愛実ちゃん、ごめんね。俺たちのせいで谷口にいろいろ言われてたんでしょ。ごめんね。」
「愛ちゃん、ごめんね。」
「愛実、悪かったな。落書きのときからお前には嫌な思いさせてばっかで。」
「別にそんなこと気にしてないよ!!大丈夫!」
あたしは、3人が心配してくれていたことが嬉しかった。
「さっ、昼飯!」
「あっ、うん!」
あたしは、また屋上に戻ることが出来た。
3☆sと一緒にいられるんだ。
あいつと、力弥くんと直樹くんと。