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政略結婚は本当に幸せな結婚でした

作者: 森田季節
掲載日:2026/03/07

「クロエ、お前との婚約は破棄だ。俺もスパイ疑惑のかかっている女を妻にはできないのでな」



 衆人環視の王宮の広間で、アルチュール王子ははっきりとそう告げた。

 そうなることは薄々わかっていた。

 私と王子の間に一切の愛がないのは、私が15歳の時に婚約してからこの2年間で痛いほど感じていた。



「婚約破棄のほうは仕方がありませんね。私は公爵家から来た身ですから、王家のほうでダメだと決められれば従うしかありません。ですが、スパイというのは事実無根です」


「お前はさんざん俺の家産を調べ上げていただろう。普通の女ならそんなことはしない」



 2年間、私は王子の家政機関のスタッフとして働いてきた。

 同僚の方からも働きぶりは評価されてきたはずだ。



「お言葉ですが、あれは王子が王になった時、恥をかかないためのものです」


「余計なお世話だ。まあ、いきなり婚約を解消して実家に送り返すのもカドが立つしな。寛大にも新しい嫁ぎ先を用意してやった」



 それはまったく予想していなかった。次の嫁ぎ先が決まっている……?



「リヒタースヴィル王国の王子の妻候補として、お前を送り付ける。このサン=コルマール王国と向こうの国のかすがいになってくれよ」



 リヒタースヴィル王国は山岳地帯にある小国だ。一応、このサン=コルマール王国と国境は接しているが、高山を挟んでのことなので、争いもない。

 リヒタースヴィル王国に行った商人の話を聞いたことがあるが、あんな寒いところ二度とごめんだ、凍てついた地獄みたいなところだとさんざんな言いようだった。



 言うまでもなく、一種の左遷だ。

 この国の貴族のところに嫁げば、アルチュール王子の悪口を私が言うかもしれない。

 だが、リヒタースヴィル王国で何を言おうが痛くもかゆくもない。



「スパイ容疑がかかっているのに別の国の王子と婚約できるのだから悪くない話だろ? 凍えないように持参金代わりに毛布をたくさん持っていくんだな」


「ご憐憫(れんびん)、感謝いたします」



 心のこもらない声で私は言った。





 リヒタースヴィル王国まで直線距離で向かえるまともな街道は整備されておらず、私はほかの国を通って、王都にある王宮に入った。

 王太子宮も隣り合っているので、正式な結婚までは私はそちらの別宅ででも暮らすことになるのだろう。



 王宮到着までリヒタースヴィル王国の風物は目にしてきた。

 よく言えば牧歌的な、悪く言えば田舎すぎる土地だ。

 国力が充実しているとは言いがたい。



 ただ、王宮はさすがに贅をこらした造りで、そう悪いものではなかった。

 王宮では私の国の母国語は十分に通じるとは聞いているが、たしかに母国語が聞こえてくることが何度かあった。言葉の壁もなさそうだ。




 だが、問題は私が婚約する王子の件だ。




 たしか同い年だったとは聞いている。

 彼からすれば近隣の大国から押しつけられた謎の女だ。

 とても愛する気になどなれないだろう。



 どうやら私は人に愛されない運命の下に生まれ落ちたらしい。 

 かといって、公爵家の長女が自由恋愛などできるわけもない。

 しょうがないとしか言えないな。




 貴族が集まる広間で立ったまま、しばらく私は待たされた。

 周囲の貴族たちは「あれが婚約者か」「遠方から大変ね」と好き勝手にしゃべっている。



 早く案内でもしてくれないと居心地が悪いのだけど……肝心の王子はどこなんだ?



 と、あわただしい靴の音が聞こえてきた。



「申し訳ない! 軍事演習が思ったよりも盛り上がってしまった。まあ、言い訳にはならないな」



 演習に出ていたというのはウソではないらしく、こざっぱりした青に近い髪の若い殿方が入ってきた。

 少なくとも、母国のサン・コルマール王国のファッションとはわずかに違う。あっちではアルチュールも含めて、男は髪をクリームで固めるのが流行していた。やりすぎて、狭い部屋だと少し臭い時すらあった。



 その男は私の真ん前に立って、さっと膝を突いた。



「すみません、この国の王太子、エーベルハルトと申します。クロエ公女、遠路はるばるお越しくださいまして、恐悦至極です」



 なまりのない私の国の言葉だった。

 それにしても、やけに腰が低い。かといって皮肉というわけでもないらしく、彼の挙措としてその仕草はよくあっていた。



「やめてください。王太子がとる礼としてはやりすぎです」


「遅刻をしてしまった罰と思っていただければ。しかし、やりすぎるのは何事もよくないな」



 彼は立ち上がる。近くに立たれると、思った以上に身長が高い。

 そういえば、北方の人間は背が大きいと聞いたことがあった。



「君もいきなり顔も知らない人間の妻になどなれないだろう。そこで婚約ということでサン=コルマール王国の方にも納得していただいた。最低一年は僕を値踏みして、夫とするに値するか決めていただきたい」



 やはりアルチュール王子あたりが今回の話を持ちかけたらしい。

 それにしても……。



「私にすべての決定権をゆだねるようなことを、こんな貴族の方々が並ぶところでおっしゃるのですか? その……あなたにとって何も得がないでしょう」


「これは僕の勝手な予想だから外れていれば笑ってくださればいいんだが、あなたの元婚約者はあなたへのイヤガラセで田舎の王子に送り込んだのではないか」



 私は黙っていた。「そのとおりです」と答えるわけにはいかない。

 ああ、この人も私が不本意なまま、ここに来たことを気にしているのか。



「その場合、君は僕と結婚することが罰にしか感じられないだろう。それはあまりに不憫だし、獣のように思われる僕自身もつらい。だから、様子を見よう。その間に僕も自分を良い品と思ってもらえるよう努力する。そのような結婚なら、僕も男としてのプライドを守れる」


「つまり、どちらも損はないということですね。大変、理知的で合理的な判断と思います」


「だと、うれしい」



 彼は快活に笑った。

 さっきまではどことなく兄のようだったが、笑うと弟のような感じがする。



 それにこのエーベルハルトという王子を周囲の貴族も信頼して眺めている。

 雪と氷に閉ざされた国なのに、宮廷の空気は私の母国よりずっとほのぼのとしている。



 彼の政治の能力やセンスはわからないが、少なくとも悪い人ではない。

 だったら、やっていける。

 政治の部分は私が支えていけばいい



「――とはいえ、今までのは建前だ。ここから本音を言わせてもらおう」



 なんだ……?

 私は小さくうなずいて、先を促した。



「僕も男だ。『前の婚約者のほうがよかったな』と思われることほど恥ずかしいことはない。だから、君にまともな王太子だと見てもらうための時間がほしい。こっちが本音だよ」



 貴族たちから笑い声が起きる。

 そして、私も釣られて笑ってしまっていた。



 この人はいつのまにか歌劇の主人公になっている。

 破調の顔合わせにしては統一感のようなものを感じるのは、あくまでも形式を理解したうえで崩しているからか。

 それと、このエーベルハルトという王子が周りの人たちから好かれて信頼されているから。



「なので、君の望みがあったら何でも言ってくれ。君が望むものを与えられるよう善処する。母国で流行っている服も取り寄せよう」


「では、私に仕事をいただけませんか?」


「仕事?」



 不思議そうにエーベルハルト王子は聞き返す。

 彼がこの場の主人公のように振る舞うので、私も絶対に脚本にないようなことを言いたくなった。



「私は前の婚約者の会計管理を行っていました。なにせ、王子ですからね。出ていくものも献上品として入ってくるものもいろいろ多いのです。その管理が放蕩息子の財布のようにいいかげんだったので、私が確認していたんです」


「素晴らしい話だ。なのに、君がここに来たということは大きな見落としでもしてしまったのかな?」


「むしろ、見落としをしないのでこんな目に遭ったんです」


「ほう、それはどういうことかな?」


「帳簿を確認すると、出ていくお金が多すぎて、大赤字なはずでした。国庫から王室に支給される金額を考えても、全く足りません。なのに、王子は羽振りよくやれていた」


「つまり、賄賂でももらっていたというわけか。政治家でも教会でも口利きをお願いしたい者はいくらでもいるだろうね」


「そういうことです。私はそのことを指摘しました。王子だから逮捕されることはありませんし、もみ消すこともできたでしょう。ですが、このようなことを繰り返せばどこかで破綻しますと申したのですが――それが気に障ったようです」



 私はスパイ扱いを受けて、婚約を破棄された。

 もし本当にスパイだと思うなら、なんで外国の王子の婚約相手にするだろう。

 それだけでも、冤罪だとわかる。



「なるほど。君はまだまだ働きたいというわけだ」


「むしろ、王子を支えられることといえば、それしかありません。あまりかわいげのない女ですし」


「君の地元は女性を見る目だけは悪いらしい。あるいは、政務に一家言ある人が無数にいるようだ」


「財務関係の勉強は実家でも幼い頃からやっていました。親も四男や五男ぐらいに生まれたなら学舎を目指させていたのにと言っていましたよ。公爵家の長女ですから、そうもいきませんでした」


「わかった。財務副大臣の地位を君にプレゼントする。女性にする贈り物ではないと自覚はしてるから、嫌なら送り返してほしい」



 それは願ってもないポジションだった。



「いいんですね? 本当にいいんですね? 全力でやりますよ? もし不都合な会計処理をしているなら先に教えてもらえないとご迷惑をおかけしますよ」



 私はあまりうれしそうに答えるので、ほかの貴族たちまで笑っていた。



「この国は小さいし、人口も限られている。才能のある人間をどんどん登用しないと回らないんだ。それと、王太子――つまり僕の家政機関のほうでも働いてもらいたいんだが」


「ええ。任せてください」



 私は決めた。この国をなんとしても立派な国にしてみせる。





 私はそれから半年間、まず国の帳簿を確認した。

 少しでも知識のある人なら、すぐにでたらめとわかるいいかげんなことが繰り返されていた。

 なんというか、悪意のある粉飾とかではなく、すべてが雑なのだ。

 税も必要になったら、急に特定の州に臨時税をかけたりしている。あまりに不公平だ。



 私は変更できるところから、変更を加えていった。

 いつのまにか、私の仕事はお金の問題を逸脱して、国政全般におよんでいた。

 と言っても、それ自体はおかしくはない。私は王子の婚約者なのだから、その意見が国政に影響することぐらいはある。



 エーベルハルト王子とは毎日会ったが、それは婚約者というより業務上の上司としてだった。私は毎日、彼の執務室に顔を出した。



「あの、平和な時期には軍隊に開墾を作業をしてもらうことはできませんかね」


「たしかに、幸いなところ、今、この国は戦争をしていないね」


「単純にこの国は農地が不足しています。やむをえない面もありますが、まだ広げられる場所もありますし、再び農地に再生できそうな耕作放棄地もそれなりにあるようです」


「なるほどね。これまで政務はつまらないと思っていたが、君と働いていると、思ったよりも楽しいなと思えてくるよ」



 私も微笑んで返す。



「光栄です。もしかして、美しいと言われるよりもうれしいかもしれません」


「僕は婚約者の運だけは完璧だったらしい」



 エーベルハルト王子も私も婚約者というより相手が戦友に見えていたかもしれない。

 変な関係かもしれないが、私はとても充実していた。





 そして、私が山岳地帯の小国に婚約者として送り込まれてから、1年と2か月後。

 王太子宮の庭園の東屋、二人きりの時に私は王子にこう切り出した。


「王子、仕事がほしいという私の願い、完璧にかないました」



 あくまでも私たちは婚約者だから、お茶をするぐらいは当たり前のことだ。

 なかば、政務の休憩のようになってしまっていたが……それは私の責任だ。



「それはよかった。君のおかげでこの国は短期間でずいぶん改革できた気がするよ。父である王も喜んでいる」


「それで、もう一つ、前の国では手に入らなかったものがあったと思い出しました」


「何かな。最初の約束どおり、君が満足できるように万事取り計らうつもりだ」



 私は胸に手を当てて、それから、彼の目をじっと見つめた。



「私は、自分のことを心から愛してくださる方がほしいです」



 自分の力を活かすことは見事にかなった。

 もう一つ、ほしいものと言えばそれは愛だ。



 もっとも、それはわがままだという自覚もあった。

 これだけ王子と政務を一緒に行って、同時に甘酸っぱい気持ちにもなってくれというのは虫がよすぎる。

 君は有能だ、でも妻とは思えないからこのまま政治家として国に残ってくれないか――そんなことを言われるのが関の山じゃなかろうか。



 王子はすっと席を立つと、厳しい顔で私の前に立つ。

 やっぱり、背が高い。前に立たれると、彼が軍人でもあることを思い出す。



 彼はそこでひざまずく。

 そこでさっと私に手を伸ばした。



「もし、よろしければその役目、僕に任せていただけないでしょうか?」



 少し態度は気障(きざ)だが、彼の顔に余裕はほとんどなかった。それだけでも彼が真剣なのはよくわかった。

 そういえば、前婚約者の王子が感情を見せたことなんて、私の指摘に不快な顔をした時ぐらいだった。



 私は声を出して笑ってしまった。



「あははっ! 婚約している者同士のやりとりではありませんね。私もあなたも一からプロポーズをしたみたいで」


「僕はあなたの婚約者に値するよう、この一年ほど努力してきたつもりだ。あなたを愛する役目、僕で不足がないなら、どうか手を取ってほしい」



 私は立ち上がった。

 手は取らない。

 その代わりに彼を抱きしめた。



「あなたと二人きりの時はエーベルハルトと呼んでもよいですか? 代わりに私のこともクロエと呼んでください」


「あぁ、よかった。本当に嫌われていたらどうしようかとずっと思っていたんだ」



 王子も痛いほどに私を強く抱きしめ返した。



「なにせ、露骨な政略結婚だ。なんとか、あなたに好かれる人間になろうと努力した。政治の本も軍事の本も、婚約の話が降って湧いた時から、付け焼刃で必死に勉強したんだ」


「私のほうこそ、大国から送りつけられた公女なんて憎々しい存在だろうと思っていたんです。だから、なんとしてもこの国になくてはならない人間になろうとしました」



 つまり、私たちはお互いに相手に好かれる自分になろうとしていたわけか。



「とくに、一年という期限は過ぎたからね。どう思われているか、ここ最近はとくに不安だった」



 私は出会った時の、彼の言葉を思い出した。



「あっ、結婚するかどうか私で決めろとエーベルハルトは言っていたんですね」


「途中から後悔したよ。おかげで、いつを挙式にしたいとか言い出せない。でも、待っていたかいがあった」



 今日の政務はもう終わりでいいなと思った。二人きりの時間がほしい。





 6年後、エーベルハルトが父親から譲位されて国王になって3年目の年。

 私たちのリヒタースヴィル王国と私の故国であるサン=コルマール王国は山岳地帯で戦争に突入した。



 理由は2年前に王になった「元」婚約者アルチュールの失政だ。

 彼の賄賂と献金前提の政治は王になった途端、すぐに批判の対象になった。しかも、新しい庭園を造るために追加の税金を取り立てたので、上も下も彼を無能とみなした。



 彼は国内の不満をそらすために隣り合っているリヒタースヴィル王国へ攻め込もうとしたのだ。小国であれ、国は国だから戦争に勝てば風向きもよくなると考えたのだろう。



 しかし、サン=コルマール王国の軍隊は山岳地帯の戦争にまったく慣れていなかった。

 一方で、リヒタースヴィル王国は寒いのは日常だし、山岳地帯での演習も繰り返していた。勝負にならなかった。



 アルチュールは自分から戦場に出て、遭難しかけたところを拘束されて、リヒタースヴィル王国の王宮に連行された。



「た、助けてくれ……。俺を殺せば、サン=コルマール王国が誇る数万の軍隊が黙ってはいない。今回は局地戦だったから、お前たちが勝っただけだ……」



 後ろ手に縛られたアルチュールが叫んでいる。

 それを私とエーベルハルトが王座のある段から見下ろしていた。

 はっきり言って、惨めだ。



「あなたが王子の時に道を誤らなければこんなことにはならなかったのに」


「クロエ、それは違う。そしたら、僕は君と出会えていない。だから――これが正しい答えだったんだ」



 こんな時でも歯の浮くようなことをエーベルハルトは言う。



「あっ……クロエ、助けてくれ……。お前のかつての婚約者じゃないか……」


「アルチュール王、これも私なりの慈悲です。あなたの国から数日前に届いた密書をお教えしましょう」


「密書?」


「あなたの弟からです。『もし、王を捕らえた場合は送り返さずに殺してほしい。そうすれば、私の即位の恩人として、あなた方の国に損になることは絶対にしない』と」




 アルチュールは絶望した顔になった。

 10歳は老け込んだ顔になっていた。



「待て……。待ってくれ……。お前への過去の仕打ちは謝る。だから命だけは……」


「殺しはしませんよ。新しい王が私たちの国のために動いてくれるかはまだわかりませんから」



 アルチュールが安堵の表情になる。

 その時、つかつかとエーベルハルトがアルチュールの前まで低い階段を降りていった。



「ただ……あなたが、この国に潜入を試みているスパイである可能性はありえるな。あっさり王が捕らえられるというのも出来すぎた話だ」


「なっ……! そんなことするわけないだろう!」


「牢に投獄させてもらおう。少し寒いかもしれないが、そのうち慣れるだろう」


「やめてくれ! こんな国の牢に閉じ込められたら凍死する!」


「君には感謝しているし、憎んでもいる。感謝のほうは、クロエとの出会いの場を作ってくれたこと。憎んでいるのは、クロエに無実の罪を着せたことだ」



 アルチュールは何かをずっと叫びながら牢へと運ばれていった。



「嫌なところを見せてしまったね。悪かった」



 エーベルハルトは私に頭を下げた。



「ただ、あの男が君にまったく謝罪をしようとしないので、頭に血が上った。妻を傷つける男を許すわけにはいかなかった」


「命を奪わなくてもけっこうです。エーベルハルトもそこまで背負う必要はないから」


「そのつもりではいる。でも、おそらく彼は本国に送り返されても――」



 エーベルハルトは首を切るジェスチャーをした。



「本国の人間はみんな彼に死んでほしいと思っている。ああなったら君主は終わりだ」



 少し寂しそうにエーベルハルトは漏らした。

 私たちも少しボタンを掛け違えば同じようになるかもしれないのだ。

 末永く王と王妃でいられるように、末永く幸せでいられるように、私たちも努力しなければ。



 私はエーベルハルトの手を握った。



「過去の悲しいことの分をとっくに埋め合わせられるほど、あなたに幸せを教えてもらいました。大丈夫です」


「君の笑顔のためにこれからも働けるなら光栄だ」



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