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守護の騎士達  作者: 藍本 彩夢


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8/8

王城

 レイリー達が街へ入った時、城門の前で魔の獣達と戦っている一団がいた。その先頭にいる馬上の人に獣が襲いかかった時、光がその獣を貫き消滅させた。その光はその一頭だけではなく、城門前にいた全ての魔の獣をあるいは消滅させあるいは元の姿に戻した。

 城門前の戦士達の口からどよめきが起こった。

 「戦士達よ!これは聖なる光だ‥」

 馬上の人が声高らかに明言した。

 (一体 誰が‥)

 馬上の人が光が来た方向を向いた時、レイリー達が駆け寄って来た。

 「将軍 ご無事ですか?」

 澄んだ美しい声が聞いた。

 将軍は駆け寄ってきたその顔を見て馬から降り膝を着いた。

 「レイリー様 それにケイン様 お仲間の方もおいで下さったのですね。」

 「ええ 当然よ。伯父様は…」

 「玉座におられます。モント公爵がついておいでです。」 

 将軍は言った。

 「わかったわ‥ケインとライザはあたしと一緒に、リューイ キース ユーゴは将軍と一緒に街へ‥」

 レイリーは言った。

 「将軍 皆んなの剣を前に出させて下さい。」

 ケインが言った。

 将軍は言われた通りにした。

 「リューイ お願い‥」

 レイリーが言った。

 「わかった。」

 リューイが腕を大きく動かすと剣が一瞬 光った。

 「これで皆様は守られますし、その剣は魔を払います。」

 リューイが言った。

 「まさしく【守護の騎士】の力だ。」

 将軍は言った。

 その間にもレイリーとケイン ライザは城内へと入って行った。リューイ達も将軍と共に街へ向かった。

 レイリー達は城の廊下を玉座へと走り抜けながら、魔の者を倒し結界を張っていった。廊下で自分達の倍以上の数の魔の獣と戦っている騎士達がいた。その一頭 一頭を光が貫いた。

 「伯爵 これは…」

 「光の矢だ‥まさか…」

 伯爵は顔を上げた。

 「ケイン‥おお お前か‥」

 「父上 兄上 お怪我はありませんか‥?」

 ケインは聞いた。

 「‥大丈夫だ。少しの傷はあるが、これ位 何でもない。」

 ケインの兄が答えた。

 「ライザ‥癒しの力を…」

 ライザは頷くと その傷を全て治していった。

 指示を出したその声でケインの父が言う。

 「レイリー様‥」

 ケインの父は床に片膝を立てると頭を垂れた。それに倣うように剣士達も同じ様にする。

 「伯爵 いいのです。立って下さい。何よりも傷の手当てを‥」

 レイリーは言うと剣士達の傷をライザと共に癒していく。

 「剣を出して下さい。」

 ケインは言うと その剣に光の力を加えた。

 「ここは お任せします。」

 レイリーが言った。剣士達は頷くと苦戦している仲間達の元へ行った。

 走りながらライザは聞いた。

 「ケインの家は伯爵なんでしょ‥それなのにレイリーに対してのあの態度‥どういう事なの‥」

 やはり走りながらレイリーが答える。

 「あたしの家は公爵なの‥ただ父の兄がこのエンティア国の国王なの‥」 

 「えっ 王族って事‥」

 ライザは思わず立ち止まった。

 「そうだ‥」

 ケインが答えながら、その脇を駆け抜ける。

 「ライザ 何してるの置いていくわよ…」

 レイリーが後ろに向かって言う。

 「えっ 待って‥」

 ライザは二人を追った。

 三人は剣を抜きながら玉座のあるホールに飛び込むと、近くにいた魔の気で作られた兵士を薙ぎ払った。兵士達は次々と消滅していく‥三人はそのまま魔の兵士を薙ぎ倒しながら玉座へ走り抜けた。

 「伯父上 義兄上 ご無事ですか⁉︎」

 レイリーは魔の者に剣を向けたまま聞いた。

 「レイリー 来てくれたのか‥」 

 国王は言った。

 「当たり前です。あたしは『守護の騎士』ですから…」

 レイリーは答えながら襲ってきた魔の者を剣で斬り消滅させる。

 「伯父上! 伯母上やアレックスは‥」

 「守護の石と共に奥にいる。」

 今度は国王が剣を使いながら答える。

 レイリーは素早く国王の側に寄ると、国王の剣の柄に手を翳す。その手が離れた時 剣の柄に玉が付いていた。

 「光の石です。伯父上には守りとなりますが魔は消し去られます。」

 今度は公爵に素早く近寄ると、剣の柄に手を翳しながら聞く。

 「守護の石は‥」

 「もちろん 家にある。」 

 公爵は答える。公爵の剣にも光の石が煌めく。

 「それなら姉上達は安心ですね。」 

 「ああ お陰で家を心配する事なく戦える。」

 義兄上が言った。

 魔の者は次々と湧いてくる。

 「レイリー このままじゃキリがないわ‥」

 ライザの声が飛ぶ…

 「わかったわ…」

 レイリーは持っていた剣を頭上で横に構えると言った。

 「聖・風・光!」

 輝く風が吹き抜け ホールいっぱいに光が煌めく…

 「ギャァー!」 

 その時凄まじい悲鳴があがり、横の扉の陰から転がり出た者がいた。

 「お前がこの国に送りこまれた首謀者だな‥」

 ケインの他を威圧する声が響く…



 


 

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