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君臨者(プレイヤー)

ホワイト「でやぁぁ!」

ゴブリン「ギィァァァァ…」

ホワイト「カマヌ副団長、これでゴブリン舞台は全滅か?」

カマヌ副団長「はい団長。見渡す限りはもういませんが念のため調査班を送りました。」

ホワイト「良かった…ここは魔物の森林地帯に近い。住民たちも穏やかに過ごせないだろう。なぜこんな危険な地帯を放置しているのだ。」

カマヌ「中央森林地域にはより強力な魔物が潜んでいるためでしょう。ホワイト団長…あなたの父親もそれで亡くなったのでしょう?」

ホワイト「それでも…それでもペンタス王国には6人の神殿騎士様たちがいる。国を代表する最強の騎士。その全部隊総力を合わせれば…」

カマヌ「神殿騎士だった父親を亡くしておいてよくそんなこと言えますね…魔物を掃討できたとして、その頃には近隣諸国の侵略で王都が火の海になってるでしょうな。6国の戦争膠着状態のこの時期に最もやってはいけない戦略でしょう。」

ホワイト「そうだな。魔物が村を襲わなくなれば戦争なんてしなくていいぐらい豊かになるんじゃないかなって…兵を引く準備を頼む。」


ここはアストライア半島。

中央には魔物の森林地帯があり、6つの国が周囲にある半島。

東のペンタス王国は、南東のコスモス王国・北のルドベキア帝国に内接する聖王国。


俺の名前はホワイト・リーパー。

ペンタス王国・ホワイト騎士団団長を務めている。

元老院から受けたゴブリン殲滅令を終え帰還するところだ。


『カッ』


突如として目の前の空が白く光った。


兵士たち「なんだ?」「ま、魔物か…?」「お、おい!!なんか落ちてくるぞ!!」「ま、魔物に違いない!け、剣を構えろ!!」「ま、待て!に、人間の形をしているぞ!」


『ボトンッ』


茶髪の少女のような生き物が落ちてきた。


カマヌ「動くな!人間ならそこを動くんじゃない!動いたらゴブリンとみなす!」

少女「うわぁ…過去最悪なリスポーンの仕方しちゃったなぁ…この本が魔術書かな?」

兵士「ッ!?喋ったぞ!人間か?」

カマヌ「他国からの者か…?この不気味な光る魔術はいったい…とにかくお前を拘束する。動くなよ。」

ホワイト「待てカマヌ!話し合いが先だ。」

カマヌ「団長…この女は敵国の斥候の可能性があります。危険かもしれません。団長は下がっていてください。」

ホワイト「くっ…」

少女「私は敵じゃないわ。あなたの国の味方になりたいの。街を案内してちょうだい。」

カマヌ「何を馬鹿げたことを…!」

カマヌが剣を出し構える。

少女「まあ単純にはうまくいかないわよね。ええーっと…パラメータない感じで何もわからないのね…ヘルフレア!!」

『ボォォォォ』

カマヌ「ぎゃぁぁぁあああ!!!熱いよ!!!」

兵士「そんな…カマヌ副団長が一撃で…!」

兵士「ば、化け物だ!だ、ホワイト団長をお守りしなければ…!」

ホワイト「待て!交渉を試みる。カマヌ副団長を救護班に回せ。」

兵士「は、はい団長!」

ホワイト「えっと…俺はホワイト。この騎士団の団長を務めている。君は何者でどこからきたんだい?」

少女「私は美波…ゴホン…ミーナよ。転移魔法の実験をしていたらさっきは驚かせちゃったわね。申し訳ないわ。この辺に住んでる農民よ。」

ホワイト「(転移魔法…?そんな魔法あったっけ)き、気にしてないよ。協力したいって言ってたけど理由を教えてくれるかい?」

ミーナ「えっと…ま、魔法が得意だからかなー?いま戦争中なんでしょ?私の魔法が役に立てればなぁって思って…」

ホワイト「(怪しいが敵意はなさそうだ。元老院に報告するのが先かな…。)そうなのか。でも騎士団に入隊するには手続きが必要なんだ。まずは一緒に街に来てくれ。」

ミーナ「分かったわ。」

兵士たち「あの女騎士団長にタメ口だぞ」「やめろ全身火傷したいのか」「団長がいればきっと大丈夫だ」

ホワイト「全班、帰還の準備を!」

兵士たち「「はい!」」


こうして謎の少女ミーナとともに帰還することになった。


ミーナ「経験値とかないのかなぁ…マジわっかんねぇ…」

ホワイト「何の話をしているんだ…?」

ミーナ「あ…何でもないわ…寝ぼけてて!」

兵士「その女性はどの班に預けましょうか?見たこともない術で魔法部隊も困惑している模様ですが…」

ホワイト「いい。これは俺の判断で俺の責任だ。俺の目の前から離さないようにする。」

兵士「わかりました!くれぐれもお気をつけください!」

ミーナ「すげえ人格よくできあがってんなぁ〜」

ホワイト「失礼だぞ。」

更新頻度週3目指して頑張るのでブクマお願いしますにょ

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