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第4話 剣と魔法の世界





 それから王様は丁寧にこの世界の話をしてくれた。


 まず、この世界には魔法やスキルといった概念があり、先程俺たちに向かってしたのは、重力魔法というものらしい。そしてここはどこか。ここは、ルーデス王国と言う1つの王国らしい。目の前の王様は、ロイ・ルーデスと言う名でこの国の王様だとか。そして次に俺たちが召喚された理由。この世界は主に人族、獣族、エルフ、魔族に4種の種族がいる訳だが、ココ最近魔族の王、通称魔王が何か良くないことを企んでいるらしい。他国の王が攫われたとか、城壁が破壊されていたとか……様々あるらしい。そんな時、この国の1人の冒険者が召喚石らしき者を見つけ、召喚できるか試したところ、本物だった訳で、俺たちが召喚されたんだとか。それで、魔王をたおして欲しいとのこと。


(うん、テンプレだな……もしかして俺夢見てたりする?)


 そんな話をされて、魔王討伐をお願いされた俺たちだったが、そんな簡単に「はい、分かりました」と言う訳もなく。


「はぁ?俺たちが魔王討伐?いやいやいや、そんな事出来るわけ……と言うか、戦うなんて嫌に決まってるだろ!死ぬかもしれないんだろ?」


 そう黒沢が言い放つと、みんなも同意見だった様で、


「そうだぞ!元の世界に返せ!」


「私はまだ死にたくない!」


「自分達の世界のことは自分達でどうにかしろよ!」


「そうだそうだー!」


 とみんな批判の声を上げている。


 するとまた王様が頭を下げ、


「お願いだ!我が国、いや、我人族を救ってくれ!お前たちにはそれ相応の力があるのだ。数千年前に召喚された勇者達はこの世界ではありえないようなスキルやステータスを持っていた。だから頼む!それに、召喚した者を元の世界に戻す方法が分からんのじゃ」


 それから隣の王女や白いローブを纏った人達も頭を下げた。


 するとまたその場が静まり返ってしまった。


「分かりました。僕たちが救いましょう!もしかしたら魔王を倒すと元の世界に帰れるかもしれないんだぞ!」


 そう言ったのは、神林光輝かんばやしこうき。神林は正義感が強く、クラスのリーダー的存在でイケメンだ。


「ま、まあ、光輝くんが言うなら……」


「そうだな!俺たちがやらなくて誰がやるってんだ」


「魔王を倒したら帰れるかもしれないし頑張ろうかな」


 どんな風の吹き回しだろうか。急に皆揃って魔王討伐するとか言い始めた。


(なんか芝居っぽいなぁ……やっぱり夢見てんのかな俺)


 そんな呑気な事を考えていると、


「ありがとう。ではまず、スキルやステータスをの確認をしましょうか」


 そう王様が言い放ち、後ろにいた白いローブを纏った人が、カードとナイフを配り始めた。


 そして全員にカードとナイフが渡ったところで、


「このナイフで指先から血を出して欲しい。そしてそれをこのカードに垂らすとステータスが見れるのじゃ」


 みんな痛いと言いながらもステータスを見るためにやっていた。


 俺も早速やって見ると、


「うおお!すげぇ!本当にステータスが現れた」

読んでいただきありがとうございます!


感想などあればぜひお願いします!


次話でまた会いましょう(・o・)ノ"

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