初☆死亡
不定期です。
あれ?
ここどこ?
いや、わしの寝室じゃないか。
しかし木造で全然文明を感じない部屋じゃ。
住みにくそう。
何を言っている?
ここは割と住み易さを優先した家。
わしが36年住んでるじゃないか。
「わしの家じゃのう」
そうわしが魔法を使って建てた家。
魔法?
科学じゃなくて?
機械は使わなかった。
魔法という素晴らしい力があるから。
科学とは何じゃ?
炎の威力を上げるには?
魔力を上げればいい。
いや含ませる酸素の量を増やせばいい。
中学で習ったことだ。
酸素とは?
まて、そんな事が出来たのか?
だったらわしは何の為に頑張ってきた。
こんな簡単な事を。
ピーロロロロ
ふむ。
行楽鳥の声が聞こえる。
もう正午の様だ。
どういう状況かわからないがとにかく飯にするかの。
飯を食って記憶を探り何となく整理がついてきたた。
俺の名前は山﨑 祐大で高校2年だ。
正確にはだった、かな?
今の名前は、イーサン。
75のジジイ。
「あれ?こういう話ってさぁもっと若い、赤ちゃんとか幼児からはじまらない?」
哀しい。
この世界をもっと楽しみたかった。
これからどうしたいか考えなくてはなるまい。
ボルボルボルボル
ズタブクロウ…前世でいうフクロウが鳴いた。
どうやら考え事で1日を過ごしてしまった様だ。
これからどうするかなんかは明日決めよう。
ベットへ向かおうと足を踏み出した瞬間。
「うぇ?」
激しい頭痛とともにぶっ倒れた。
霞んでいく意識の中。
どうやら思い出すには遅すぎたと思った。
感想とか評価よろしくお願いします。