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漢艦シリーズ 大弩號  作者: 森村 義幸
14/46

第一期 第14話R 『父親参観日から始まる誘惑介入物語』

今回も、雑談シリーズです。

■地下ドッグ

●整備中の大弩號


今里

『黒沢さん』

黒沢

『ん?』

今里

『たまに気になってたんですが…』

黒沢

『何を?』

今里

『おやじ隊員達って、元々は、幼稚園のおやじの会のメンバーで、あくまでも一般人でしょ』

黒沢

『そうだよ。それも自由参加の会だよ』

今里

『毎年、新人さん入りますよね』

黒沢

『入るね…。ちなみに幼稚園の現役のおやじの会メンバーなのが乗組員の条件の一つだから、子供が卒園したら、大弩號も卒業になるのが原則。ようは毎年、入れ替わりがある乗組員ってところかな。』

今里

『それなんですが、毎年、どうやって集めるですか?あと、初期メンバーについても、気になります』

黒沢

『いい質問だ!今里く〜ん!』

今里

『また、教えない〜とかは嫌ですよ』

黒沢

『わかった、わかった、初期メンバーの話は長くなるから、まずは、毎年、どうやって集めるかは教えてあげる』

今里

『優しい回答…何か、こんたんがあったりして…』

黒沢

『君ね、そんな目で僕を見るのは間違いだよ〜。じゃあ今夜、藤本司令と飲みに出掛けるから財布持って、着いてきてね』

今里

『やっぱり…』

黒沢

『ギブアンドテイク!みんなで、幸せになろうよ〜』


漢艦シリーズ 大弩號

第一期 第14話R 『父親参観日から始まる誘惑介入物語』


■園児のお父さんすべてが、おやじの会ではありません。入園時に、おやじの会の募集を掛けて、メンバーを事前に募集します。


■今日は、幼稚園の父親参観日。

おやじ隊員達は、通常、園児の父親の為、こうした幼稚園のイベントは進んで参加します。


■父親参観の流れは、学年別、各クラスで、それぞれ親子でコミュニケーションをとりつつ遊びや工作を行います。最後は、クラスごとの記念撮影で終了になります。


■今回も無事に終わり、その夜は、おやじの会の飲み会になります。

ただ、今回の飲み会には、現役と新会員との3回目の顔合わせ、そして大弩號クルーの介入と言う大きな目的があり、かなり重要な飲み会なのである。介入の目安は、ここ数回の参加率や付き合いの良さから始まる。


●そして、現在、三次会、通常のレギュラーメンバーはある程度、着いてくるが、新会員は、かなり少ない人数になる。

ここまで付き合いの良いおやじは、乗組員の最終候補と言っても過言ではない。


■三次会も終盤、みんな完全にデキ上がっている。

そのタイミングで、藤本園長が司令モードに変わる


藤本園長

『新規会員の皆さん、ちょっと聞いて下さい』

かなり、酔っぱらいの園長。みんなが振り向く。

藤本園長

『実は、おやじの会にはもう一つの姿があります』


●その瞬間、辺りが暗くなり、プロジェクターが光り、大弩號のプロモーション映像が映し出される。



藤本園長

『それは、この大弩號に乗って、日本のいや地球の平和を守る事です。』

『無論、報酬はありますし、現役のキャバ嬢隊員も多数、ご用意。参加は、自由。連絡が来たメールに返信をして、所定の場所に集合します。

そして、仕事。

終わり次第、キャバ嬢隊員達と合コン気分で、BBQ。初めは少し訓練はありますが、車くらい簡単な操作方法の訓練のみ。

ただし、ご家族には秘密。期間は、在園中の間。』


会長

『子供や家族には言えませんが、自慢出来る仕事です。正に仕事の中の仕事。BBQの時間は最高〜!』

おやじ隊員A

『報酬も中々良いですよ』藤本園長

『新会員の皆さん、ご検討を!』

新会員A

『お酒は?』

藤本園長先生

『OK』

新会員B

『報酬に税金は掛かりますか?』

藤本園長先生

『ナッシング』

新会員C

『キャバ嬢は、何人くらい来ますか?』

藤本園長先生

『毎回20人前後を確保。在籍メンバーは数百名。たまにスペシャルとして、幼稚園の先生の参加もあるかも!!』

新会員D

『他の会員の方も参加されてますか?』

藤本園長先生

『ここにいるメンバー以外も、多数います』

新会員E

『参加基準は?』

藤本園長先生

『この幼稚園のおやじの会で、飲み会が好きな方であればOK』

会長

『では、基本的に参加希望の方は、ご起立下さい』


●新会員、全員起立。


藤本園長先生、ニヤリ

『登録は簡単、黒沢くん』

黒沢

『はい』


●襖を開けて、黒沢登場。新メンバーに、契約書と、会則の用紙を配る。


藤本園長

『そして、艦長を紹介します。』


●襖を開けて、艦長登場


艦長

『艦長の山田です。皆さん、宜しく!』


藤本園長先生

『そして、今宵を盛り上げるべく、スペシャルゲスト!』


●襖を開けて、キャバ嬢登場!!


そして、本年度の追加メンバーが決まった!


めでたし、めでたし。




藤本司令

『と、言う感じです』

今里

『こう何て言ったら…』

黒沢

『今日と一緒で、ギブアンドテイクって、ところかな?』

今里

『なんか説得力ないっす』藤本司令

『ま、飲みましょう。今里くんのおごりで!』


●今里は思った、この2人は、きっと悪魔だと…


●黒沢、藤本司令の姿が、悪魔になって、高笑いを始めた!


今里

『ひぇ〜(涙)』



ーーーーーーーーーーー


■ここだけの話

この小説の主役、おやじの会は、実在する会です。

私は、京都の嵯峨にある幼稚園のおやじの会に所属し、会長もしました。その経験を生かし考えたのが、この大弩號のお話です。

そして、この話のもとネタは、割りと実話だったりします。大弩號の乗組員にはなれませんが、役員やイベント係りになって貰います。


15話と対な感じにしあげました。

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