電車
とある町の、鉄道会社の電車の人生(車生?)を小説にまとめたものです。
クォーーーガタン、ゴトン・・・ガタン、ゴトン・・・
都会の町の中や、田舎ののどかな風景の中を、電車たちは走りつづける。
どんなにボロボロでも、古くっても走り続ける、廃車という最後の時がくるまで・・・
19xx ーー市 ▽区 2丁目 車両製造工場・・・
1編成の車両が、そこから巣立った。
980系・・・そう命名されたその車両は、--市と00市間を結ぶ通勤路線へ送り込まれた。
初運用の日・・・
運転士「今日が初仕事だ!、よろしくな!980系!」
ーー河川駅の2番ホームへ入線する、ホームにいた鉄道ファンたちは、この日を待ちわびていたかのように、
写真を撮りまくる。
駅員も対応におわれていて大変だなあと、980系はゆっくりとブレーキをかけつつ思った。
アナウンス「2番ホームより、各駅停車、ーードーム行きが発車いたします、閉まりますドアにご注意ください。」
980系は誇らしげであった、新車で、しかも乗り心地重視で開発されたため、特急運用につくことはあんまりなかったようだったが、それ以来はほかの車両とも連結し、頻繁に活躍していた。
そんなある日のこと・・・
鳥が架線に触れたのが原因で信号トラブルが発生、980系は630系と連結し、普通列車の運用中であった。
ーードーム駅到着予定の普通列車であったが、停車するホームには特急型電車の12590系が停車中であった
そんな中、車両間が300mほどにまでせまっていたが、運転士は知らせを聞いてはいない、
そう、最悪なことに信号トラブルの他に通信トラブルも発生していたのである。
そして・・・普通列車は衝突まで、あと1mぎりぎりのところで停車したのであった、
つづきはいつになるかわかりませんがこれからよろしくお願いいたします。