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200文字小説

バームクーヘン

作者: リネ

 いい式だったねぇ

 本当、素敵な旦那さんだったね


 パーティドレスに身を包み、二次会会場を後にした。

 友達に別れを告げて帰路につく。

 右手の紙袋の重みはなんだろう。

 上から見たら正方形で程よい分厚さ。



 これはきっとバームクーヘンだ!



 明日起きたら家族と食べよう。

 冷えていたほうが美味しいはず。

 狭い冷蔵庫にスペースを作って大きな箱を押し込んだ。





 翌朝、喜々として箱を開けるとキンキンに冷えたマグカップが箱から顔を覗かせた。





実話じゃないです。

実話じゃないです。大事なことなので二回言いました。


マグカップは今でも使ってます。

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― 新着の感想 ―
[一言] ちょうど本日、友人の式に列席した帰りに読みまして。 思わず同じく正方形の包みを確認してしまいました(笑)。マグカップではありませんでした。マグカップではありませんでした。大事なことなので二…
[一言]  実話じゃなくて良かった。実話じゃなくて良かった。  大事なことなので、二回言いました。  期待からの失望感を、キンキンに冷えたマグカップが見事に表現してくれていました。  マグカップと対…
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