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第24章:「神様の嫉妬」

夜遅くにも関わらず、ギルドは酒を飲みながら話に花を咲かせる冒険者たちで賑わっていた。受付嬢が顔を上げ、私たちを見つけると目を輝かせた。

「あら、こんばんは!どうでしたか?」

「ええ……いろいろありまして」東の森での出来事を全て説明した。


受付嬢は驚嘆の表情を浮かべた。

「まあ!東の森の謎を全て解決されたんですね!」


周囲の冒険者たちの囁きが広がる。

「今、東の森って言った?」「あいつらだ!最近結成したSランクパーティ!」


注目されすぎて緊張し始める俺をよそに、マヤは得意げに胸を張った。

「ふふん!見てるかこの弱者ども!我々が東の森を制覇したぞ!」


ザラがささやくようにからかった。

「菌獣の胞子で気絶しそうになってたくせに」

「あのキノコは普通じゃなかったんだよ!」マヤが烈火のごとく怒鳴る。


受付嬢がクスクス笑う。

「お二人さん、仲がいいんですね」

「はい……喧嘩もしますが、良いチームです」俺は照れくさそうに答えた。


受付嬢が頷きながら告げる。

「森の件で報酬をお支払いします!でも委員会への報告が必要なので、数日お待ちいただけますか?」

「構いません」俺は笑った。「報酬目当てでやったわけじゃないですし」

受付嬢がウィンクする。

「ありがとうございます!」


俺の顔が真っ赤になったが、すぐに自分で頬を叩いた。プリンを怒らせたら大変だ。


他の冒険者たちと軽く祝った後、ギルドを出る。

「みんな、ありがとう。明日から屋敷の改装を始めるよ。完成したら遊びに来てくれ」


ザラが少し頬を染めた。

「ええ、喜んで」


マヤは腕を組み、視線を逸らしながら。

「別に……行ってやってもいいわ。せっかく幽霊を退治したんだし」


三人で別れ、俺は宿に戻った。ベッドに倒れ込む。

「疲れた……でもうまくいった」


突然、光に包まれ、プリンの神域に引き込まれる。彼女は頬を膨らませて怒っていた。

「『うまくいった』ですって!?ふん!」

「プリン!?」

「面白い子と出会ったわね!」プリンは空中でふんふんと怒る。「あの半獣人!確かに可愛らしいし、精霊にも好かれてる……でもだからこそ危険なのよ!それにあんまりにもベタベタしすぎ!」

「俺のせいじゃない!彼女は元々ああいう性格で、今日会ったばかりだ!」


プリンは鼻息を荒げた。

「許せない……でも確かに彼女は役に立ったわ。ただ、三人も監視するのは疲れるわね……」

「三人?」俺は首を傾げた。「なんで監視する必要が?」

プリンは顔を赤くして目を逸らした。

「なんでもない!もう寝なさい!私の夢を見て!」


返答する間もなく、宿の部屋に戻された。その夜は爆睡した。


翌朝。

早起きして、屋敷に行く前にルミスを散策することにした。今日は屋敷を住めるようにするための買い出しだ。

市場を見渡しながら決意を新たにする。ようやく自分の家が持てる!

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