S博士の発明 究極のお風呂 (二百文字小説)
S博士は天才科学者である。
「私は究極の風呂を完成させたぞ、L助手よ」
「究極ですか」
「食事、健康、睡眠、風呂から排泄まで永遠に管理してくれる生命維持システム付きだ」
「それは凄い」
「だが実験をしていない。そこで相談だが、一つテストを頼めないか?」
「はい、科学の礎となるのでしたら」
L助手は白い浴槽に入った。
100年後。
土木作業員が作業中に死体を発見していた。
「変わった白い棺桶で寝ているな、このミイラは」
200文字というのも難しいですね。