[短編] Lander of Mars アベンジャー2号
文書に不備があるかと思われます、暖かく見守ってください
E「ザーザザ…こちらEarth…アベンジャー聞こえてるか?応答せよ…ザザ…」
ア「こちらアベンジャー…ジジジ…聞こえてるぞ…」
…………………
西暦2068年、世界は火星への有人着陸を達成するため、
宇宙開発競走に乗り出していた、その中でも優勢と呼ばれてい
た3つ国がある。
東和連邦 神華帝国 ガゼル共和国
この三国を中心に世界は日々宇宙に向けて競走していた
先手を打ったのは三国の一つである東和連邦だ、ここでは省略
して「東和」と書く
東和は人類初の火星への有人着陸に向け、開発を進めていた、
その中で開発された有人探査船「アベンジャー号」
は中での生活が可能で繰り返し使用が可能な傑作だった
東和は早速火星探査ロケット開発に乗り出すが、先を急ぐあま
り、
探査船の整備を怠ってしまう。
そして不安全な探査船で火星着陸に向かうこととなってしまっ
たのだ
この危険な作戦を実行するのは 数々の宇宙活動を経験し、知
識も広い敷島 玲だ
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E「ザーザザ…こちらEarth…アベンジャー聞こえてるか?応答せよ…ザザ…」
ア「こちらアベンジャー…ジジジ…聞こえてるぞ…」
E「アベンジャー、そちらの状態を…ザザザザ…報告してくれ」
ア「無線の調子…ザザザザ…が悪いな、それ…ザザ…以外は順調だ」
E「了解した」
E「アベンジャー、第2エンジン…ザザザ…を切り離すぞ、」
ア「Earthへ、…ジジジ…了解…」
ガシャン ゴーー…と音がする
E「切り離し………成功…だ」
ア「Earth、この無線はどうにかならないのか」
E「政府が…ザーザザ…せかすから整備が行き届いていなかった…のかもしれない、」
ア「そう出ないことを…ジジジ…祈るばかりだ…ザザ…」
E「作戦の存続が怪しくなってきたな…」
ア「待て、Earth、無線が治ってるぞ?」
E「電波の問題だったのか、念の為予備無線機も使えるようにしておけ、アベンジャー」
ア「了解」
E「よし、アベンジャー、探査船のエンジンを起動しろ、」
ア「了解」
乗組員はエンジンのスイッチを入れる
カチッ……
何も起こらない
ア「おい、どういう事だ」
E「どうしたアベンジャー、」
ア「探査船のエンジンが使えない、Earthどうしたらいい」
E「もう一度試してみろ、アベンジャー」
乗組員はもう一度試すが反応はない
ア「ダメだ、Earth」
E「アベンジャー、作戦は中止だ、帰還コマンドを入力する」
ア「……了解した…」
しかし
E「アベンジャー…どうかく発狂せずに聞いて欲しい」
ア「なんだ?告白か?」
E「帰還コマンドが使えない、、君の探査船は制御不能になった」
ア「つまり……私は…もう………」
E「もう…地球への帰還は出来ない…」
ア「そんな………ザーザザ…ザザザザ…」
いきなり無線に不具合がでる
ア「おい………線…が…ジジジジジ…ザーザザ…」
E「ア…ンジャー……ザザザザ……るか…答…ヨ」
乗組員は予備無線のスイッチを入れる
ザザザザ…ジジジジジ………ザーザザ…
聞こえてくるのは絶望の音色だった
乗組員はビデオを回す
「やあ、アベンジャー号乗組員の敷島だおれはどうやら地球には帰還できないらしい、もし、この探査船がどこかに落ちてそこの異星人が見てくれると信じ、撮っている」
「俺は…行きたかった…火星に…行きたかった…」
すすり泣く声と嗚咽が船内に響く
「帰りたい…親の顔…もう一度…うぐっ…」
「神はなぜ私をこのようなところに連れ込んだのだ…」
「気がついたらおれは部屋のベッドで寝ている、なんだ夢かと思い、いつも通り支度して出かける、これは夢だろ?違うのか?」
返答は当然無い
「誰か…誰か…」
その声は船内にいつまでも響き渡った
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宇宙とは孤独である、誰もおらず、助けてくれず、話しかけてくれない。
しかしなぜ人類は宇宙へ行くのだろう。
完