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初恋  作者: 明石 みなも
本編
16/21

二人の恋

 衝撃の舞踏会の翌日、やはりユリウスの体調はあまりよくなかった。

 発作を起こしてしまったし、一番の元凶のカタリーナに会ったことが堪えているようだ。

 しかし、再会した時の不安定さはもう無く、エレンに膝枕をしてほしいとねだるだけだった。


 ユリウスが望むならエレンは膝が砕けようとも枕になり続ける覚悟がある。

 そう言うと「その時はぼくが抱き上げて運ぶね」と言われた。

 ユリウスに抱き上げられたのは再会した時以来一度もない。あの時は突然すぎて満喫できなかったが、もう少し元気になったらお願いしてみようと思う。

 勿論、二人きりの時に。


 最後の試練がとんでもない形で終わってしまったが、二人はノルマを達成した。なので、ユリウスが回復したらすぐズュートに帰って結婚式の準備だ。

 身内に絞ったので招待客は少ないが、領民への振る舞いを計画したから祭り並みに大変なことになっている。


 父はお金は大丈夫かと心配になるほどワインもご馳走もどっさり手配した。「足は出ないから大丈夫!」と言っていたので、信じている。

 今日までズュートを守ってきたのは父だ。

 最近ユリウスの頭を「よく頑張っているね」と撫でる事案を起こしたが、仕事に関しては信頼できる。

 父はいい歳のおじさんに頭を撫でられても「きもい」と言わないユリウスに感謝してほしい。


 本当は自分ですべきだが、領地へ帰るための荷造りを使用人たちにまかせてエレンは足の感覚が無くなるまで膝枕に専念した。

 足の痺れと戦いながら、アンネのことを思い出した。あのあとどうなったのだろう。

 アンネもカタリーナと同じように帝国に連れ去られてしまうのだろうか。

 あの皇子はいかにも横暴そうだし、カタリーナがやつれて帰って来るような国には行ってほしくない。


 そう思っていたエレンの元にピッタリのタイミングでアンネからの手紙が届いた。急いで書いたのか字は乱れているし、短い。


 アンネはやはり帝国に連れて行かれることになった。

 しかし本人はあっけらかんとしていて、「贅沢も飽きて来たし、カールも面倒くさいからちょっと帝国に遊びに行くわ」と書いていた。

 ちなみに皇子のことはこれっぽっちも好きではないそうだ。


 結婚式には必ず参加するという言葉で締められた手紙を何度も読み返す。

 何回読んでも本気なのか強がっているかはわからなかった。

 せめて、いつでもリンデンバウムに帰って来ていいと伝えたかったが、手紙によるとすぐ帝国に向けて出発するらしいのでそれもできない。

 皇子はたびたび来るくせにチンケな国には長居したくないようだ。


 アンネの手紙以外にもエレンとユリウス宛の招待状が何通も届いている。当然出席できないので、断りの手紙を書こうとしたら、エレンの前を通過して伯母に渡された。


 エレンと同じくアンネの手紙を受け取った伯母は「止められたけどやっぱり心配だし、帝国に行ってなんとかアンネの侍女に……」と呟いていてとても不穏である。

 そんな伯母を心配した父による仕事で気を逸らす作戦だ。

 伯母はとりあえず手紙を書くことにしたようだが、しばらくは気をつけて見ていないと失踪するかもしれない。




 一日休んだらユリウスは復活した。

 体調次第だが、明日の出発を目指して本格的に帰郷の準備をする。

 そんな慌ただしい我が家にパウルとブランシュが訪ねて来た。

 アンネのことだろうかと応接間で迎える。


「二人共遅刻するならもっと遅れて来いよ。なんであのタイミングで来るんだ」


 顔を合わせた途端文句をつけられてムッとする。あの遅刻は本当に不可抗力だし、まさかあんな修羅場の真っ只中に到着するなんて知らなかったのだから防ぎようがない。


「あらあら。すっかり油断してカタリーナと王太后への警戒を下げたのはあなた方でしょう? 人のせいにするなんてどうかと思うわ?」


 直後にブランシュが痛烈にパウルを批判したのでエレンは文句を言いそこねた。

 図星を突かれたパウルは怯む。


「まさかカタリーナが帝国に馴染めずに戻ってくるとは思わなかったんだ」

「彼女に何もなくともあの皇子ならすぐ別の女性に目移りするとわかりそうなものよ」

「……あいつは野心家だから他の皇子に取り入って今度は皇后を狙いに行くと思ったんだ」

「彼女の何を知ってるの? 野心家だから皇后を目指すなんていささか短絡的ではなくて?

 あなたは国を守る立場にいるのだからあらゆることを想定して対処できるようにしておくべきではないの?」

「うっ!」

「結婚式に続いて生まれたばかりの我が子のお披露目会まで台無しにされたマグダレーナ様もお可哀想。

 そもそも防げたはずのことだったのに」

「ううっ!」


 言い負かされ、呻くパウルを尻目にブランシュがあの修羅場に至った経緯を説明してくれる。


 グレゴリオ皇子に連れ去られたカタリーナはまったく帝国に馴染めなかった。

 生活様式も食文化も、理解はできても母国語とは違う言葉しか聞こえてこないことも、全部だ。

 だから、なんとしてもアインホルンに帰りたかった。


「ついでに皇子に婿入りして貰って王位に就こうなんて考えるあたり、彼女らしいわ。流石に格上の国の皇族に来て貰って何もなしにはできないもの」

「じゃあ、あの二人は元々は婚約破棄じゃなくて、そっちのためにうちの国に来てたんだ」

「夜会が始まるまでどこに隠れていたんですか?」

「王太后の離宮よ。すぐ隣にいたのに気づかないんだから」

「……申し訳ない」

「本当よ」


 辛辣なブランシュにユリウスが目を丸くしている。

 人前でのブランシュはパウルを立てる穏やかで慎ましい令嬢だ。しかし、二人きりや気の置けない人物と一緒の時は割と容赦がない。

 二人はこれでうまく回っているのだ。


「でも、皇子はカタリーナの思惑通りには動いてはくれなかった。あなたたちも見たでしょう。帝国の夜会であれをやらなかったのはせめてもの温情かしら。

 それにしてもあの皇子、性格が悪いわ」

「帝国に抗議はしないのですか?」

「するつもりだが、聞き入れられるかわからん」

「ねぇ、アンネは大丈夫なの?」


 教えて貰えると思ったのになかなか話題にならないので質問する。

 二人の動きはピタリと止まった。


「……カスターニエ公爵令嬢は昨日のうちにグレゴリオ皇子一行と共に帝国に旅立った」

「手紙を貰ったでしょう? アンネなら大丈夫だから安心して。

 カタリーナのようにあの皇子にやられっぱなしになる性格ではないわ」

「そう……」


 パウルの言葉からアンネは完全にひとりで帝国に向かったことがわかった。

 誰も味方がいない状況はカタリーナと同じだ。

 それでもブランシュが大丈夫と言ったし、本人も必ず結婚式には出席すると書いてくれていたから、それを信じることにした。

 一番の心配事が軽くなって、ふと昨日知った新事実を思い出した。


「そう言えば、ユリウスとあの人が婚約してなかったって本当?」

「本当だ。武門の名家で騎士団長をやってるドゥフトブルーデ家をカタリーナに持って行かれたくなかったからな。

 結婚と違って婚約はそこらへん誤魔化しがきく。ユリウスはあくまで護衛としてカタリーナに付き従っていた。私たちの認識はそうなっている」

「でも契約書とかあるんじゃないの?」

「そういう書類が最終的に行き着くのは父上のところだからな。

 正式に受理されたユリウスの婚約者はエレンになっている」

「はっ⁉︎」


 訳がわからず、何度も三人の顔を見比べる。

 パウルはイタズラが成功した子供のようで、ブランシュはおっとり笑っていて、ユリウスは眉を下げていた。

 パウルが言ったことが本当ならばエレンはずっとユリウスの婚約者だったということになる。


「待って、わたし契約書なんて書いてない」

「親の代筆でもいいからな。

 ユリウスは婚約していることにしておかないと王太后に不審がられるからな。どうしても契約書は必要だった。でもカタリーナとは婚約させたくないからそうなった。

 原本を見せてやってもいいぞ。多分百年くらい前の書類の中に紛れさせたから見つかるまでに時間はかかるだろうが」

「わけがわからない」

「ああ、カタリーナの書類もあったんだが、不幸なことに原本は受理される前になくなってしまったらしい。王太后のところになら副本があるかもな」

「わけがわからない」


 なんで誰も教えてくれなかったのか。あの葛藤はなんだったのかと腹が立ってきた。

 わかっている。エレンの性格があまりにも策謀に向いていないから何も教えて貰えないのだ。

 でもパウルのニヤついた顔が鼻についたのでもうひとつ気になっていたことをぶつけた。


「パウル、あの人のこと止めようと動いてたくせになかなか止めてくれなかったよね! もっと早く連れてくことできたでしょ!」


 これはあの修羅場の最中にもちらりと頭をよぎった。声を掛ければ衛士は会場に突入してくる。

 カタリーナがユリウスに接近する前に止められたはずだ。

 あの言い合いさえなければユリウスは発作を起こさなかったかも、と思うと怒りが湧いてくる。


「あれは……すまん。兄上の指示だ。カタリーナにとことん醜態を晒してほしかったようでな。

 ずっと争っていたからな。兄上も積年の恨みというものがある」


 カタリーナを捕縛したあとのスムーズさは二人とカタリーナが言い合っているうちに打ち合わせ済みだったからだろう。

 気持ちはわかるが、エレンはいつでもユリウスの味方だ。


「ユリウスには苦労をかけた。長年辛い、危険な立場に身を置かせてしまってすまない」

「……いいえ。確かに苦しく辛い役目で、逃げたくなった時もありました。

 でも、最後にはエレンの元へ戻れましたから」


 ユリウスはあっさりと謝罪を受け入れて、エレンを見た。

 あんなに苦しい思いをした報酬がエレンでいいなんて、ユリウスは欲がない。

 手を握られ、微笑みかけられると照れてしまう。


「私はまだ一年結婚できないんだぞ。あんまり見せつけてくれるな」

「これ以上の長居はよくなさそうね。あぁ、最後にカタリーナと王太后の今後について伝えておくわ」


 そう切り出すと、ブランシュは極めて事務的に二人の今後について話した。

 王太后はカタリーナだけではなく他国の皇族であるグレゴリオ皇子を隠してアインホルンに入国させ、匿ったため、今いる離宮に軟禁されるそうだ。


 エレンは結局王太后を一目も見てすらいない。

 彼女は何を思ってカタリーナに協力し、あんなにボロボロになった孫娘を見て何を思ったのか。

 パウルやブランシュの話から王太后の為人は見えてこない。そして、エレンはもう二度と彼女の心の内を知ることはないのだ。


 カタリーナは王位簒奪を目論んだことを暴露されたが、やったことと言えば、皇子を密かに入国させたくらいしか証拠のある罪はない。

 修道院、ではなく、僻地の療養所に送られる。


「具合が悪いの?」

「体より心の問題ね。今は誰が何を話しかけてもなんの反応もしないの。発狂したわけではないんだけどね」

「回復したら縁談くらいは用意してもいい。他国の貴族だが、顔がよければカタリーナは満足だろう」

「なんで?」

「だってドゥフトブルーデ家には三人男がいたのに選んだのは顔がいいユリウスじゃないか」


 その言葉にブランシュと顔を見合わせる。

 三兄弟で誰が一番顔立ちが整っているかは個人の好みによるし、今のカタリーナに必要なのは顔の良さではない。


 カタリーナは利己的で他人を傷つけることに罪悪感のない酷い女性だった。

 しかし、数多の人に迷惑をかけるばかりの彼女の夢は潰えてしまったのだ。

 子供の頃から大切に温めてきたものを失った人に必要なのは優しさだ。


 カタリーナが新たな夢を見られるかはわからない。だが、もし結婚をしたいと望むならその相手は顔ではなく性格で選ぶべきだろう。

 パウルはそこらへんの機微がわかっていない。

 ブランシュと二人で、つい半眼になって見てしまう。


「な、なんだ⁉︎ そんな目で見るな!」


 その反応にブランシュがふぅ、とため息を吐いて額に手を当てる。

 ユリウスの贈り物を届け続けてくれて、パウルには感謝している。でもどこか残念だなぁ、と思ってしまった。





 翌日、エレンたちはズュートへの帰路に就いていた。

 他の家族たちはまだやらなければならないことがあるので、馬車には二人きりだ。


 この道をユリウスと二人で通るのは、二度目だ。

 あの時はユリウスの体調を案じて、不安で堪らなかった。

 今は車酔いくらいしか心配することはない。

 たった一年でここまで変わるとは思わなかった。

 それもこれも、周りの人々がエレンとユリウスの恋を許し、応援してくれたからだ。


 エレンはきっと、どう出会おうと必ずユリウスに恋をしただろう。

 けれど、状況が許さなければその恋はエレンひとりなもので終わってしまったはずだ。


 こうして今、恋を二人のものにできたことをすべての人に感謝したい。


「ユリウス、素敵な結婚式にしようね」

「そうだね。頑張ろう」


 まず二人にできることはそれだった。





 今日のよき日のために用意された特別なドレスに袖を通す。

 母の形見のドレスは、形はそのままに手直しをされて一部の布をレースに変えた。首や胸元、背中と袖は全部レースで素肌が透けている。

 大胆なドレスに躊躇したが、着てみるとそこまで気にならない。


 白手袋を嵌めて、滅多に出さない家宝の真珠のアクセサリー一式を身につける。

 そして、自分でも少しだけ刺繍した新しいベールを被れば、今日だけは世界一の美人になった……はずだ。


 いや、美人ではないかもしれない。

 さっきから驚きすぎて口が閉まらない。


「花嫁がなんて間抜けな顔してるのよ」


 そう言ったのは約束通り来てくれたアンネだ。先程エレンのいる花嫁控え室にやってきた。殿方同伴で。


「アンネいらっしゃい。あの、隣、誰?」

「わかんないの?」

「わかんないよ」


 ぶはっと殿方が吹き出した。今の何が面白かったのだろう。肩を揺らして笑っている。

 彼は黒髪で背が高く、しっかり鍛えられた体つきをしている。ちょっと目つきは悪いが、美形だ。かなりいい身なりをしているので、身分は高いと思われる。


 でも、父と同年代の殿方だ。若かったらグレゴリオ皇子だとあたりをつけたが、この年頃でアンネと親しいとなるとさっぱりわからない。


「モンドラゴン帝国のアレハンドロ皇帝陛下よ」

「こうていへいか」

「あたし、これから陛下の側室になるの」

「そくしつ」

「結婚式はないけど記念の舞踏会はあるから。はい招待状。皆で来なさいよ」


 異次元すぎてアンネの言葉が理解できない。

 帝国に行って一カ月ほどの間に何が起こったのか。

 とりあえず、一番大切なことを確認しなければいけない。


「アンネが自分で選んだの?」

「そうよ。あたしが自分から陛下を誘惑して、側室になることを望んだの」

「わかった。いつでも帰ってきていいからね」

「そうね。陛下に飽きたら帰るわ」

「そなたらなかなか好き勝手言うなぁ」


 二人の会話に皇帝陛下は呆れたような、感心しているような微妙な表情になる。

 田舎には似つかわしくない威厳を放っているが、今のところ怖くはない。


「どこに行っても、あたしの帰る場所はここですもの」

「……ほう?」


 清々しいくらいきっぱりとアンネが言うと、彼はスッと目を細めた。威圧感と言うのだろうか。謎の圧がすごい。

 それを受けてもけろりとしているアンネは大物以外何ものでもない。


 従姉として見て、アンネは皇帝陛下に恋をしていない。単純に好奇心のままの行動だろう。

 しかし、彼の方は違うようだ。


 相手は十一人も妻がいる男だ。

 その側室となれば、苦難どころか死の危険にも晒されるだろう。

 本音を言えば、そんな場所に行ってほしくない。

 でも、彼が本気でアンネを守ってくれるなら、認めないこともない。


「皇帝陛下。アンネはあまり素直に甘える子ではありませんが、とてもかわいい、わたしには妹同然の大切な子です。くれぐれもよろしくお願いします」

「任せるがいい」

「ちょっと勝手によろしくしないでよ」

「アンネは自由でいることが好きな子なので、そのことも忘れないでください」

「なるほど。肝に銘じておこう」

「やめて」

「あと好物はいちごです」

「もう時期は過ぎてしまったが、探させるか」

「やめなさいって言ってるでしょ!」


 アンネはぷりぷり怒って控え室を出て行った。皇帝陛下がそのあとに続く。

 そろそろ父が迎えにくるので丁度いい。しばらくするとノックされたので、ブーケを持って扉を開ける。


 ブーケはユリウスがくれた赤薔薇と同じ薔薇園の白薔薇だ。大変だっただろうにドゥフトブルーデ家ではブーケ用だけでなく、たくさん薔薇を持ってきてくれた。

 おかげで神殿は薔薇の花籠でいっぱいだ。


「エレン、綺麗だよ。あぁ、こんなに大きくなって……」


 早くも目を潤ませた父の腕に手を添えて、さっきのことを報告する。


「お父様、アンネ来てたよ」

「本当かい? あとで僕も会いたいな」

「会えるんじゃない? 皇帝陛下と一緒だったよ」

「えっ」

「アンネ、陛下の側室になるんだって」

「えっ」

「帝国の舞踏会に招待されたよ。あとで招待状渡すね」

「えっ」

「お父様、陛下の接待よろしくね」

「えぇぇ〜……」


 父はさっきとは違う意味で涙目になって、胃のあたりを押さえた。

 そのまま入場したが、皆には娘の結婚に感極まっているように見えただろう。

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