番外編 竜化生活④身体能力テスト
番外編です!息抜きです!更新遅くなってすみません!許してください!なんでもしま……これ以上は言いません。あぁ〜、 竜になりたい(切実)
最近空飛びたくてバンジージャンプしましたけど、やっぱり自分の力で飛ぶって感じじゃないんですよね。体がフワッとするだけで、実感わきませんでした。
すみません、長くなりました。それではどうぞ!
今回は自分の力の上限を知るため、身体能力テストです。いつもの友達5人です。大地が話すときは全てテレパシーです。
その1 50m走
周吾「よぉ〜し、準備はいいかぁ〜?」
『いいよ〜』
まずは定番のやつだ。だが、問題がいくつかあった。それは、ストップウォッチの測れるところが、ゼロより下が3つしかないことだ。僕の速さは軽く音速を超える。だが光よりかは遅い。だからその中間ぐらい、ゼロが5個くらい欲しいのだ。けどそんなものない。結果、僕が自分で測ることにした。竜力使って測ればいいだろうとか思っていたが、見たことないし、イメージできなかったので断念した。
他には、そもそも「走る」ということができるかどうか心配なのだ。竜なんて走るより断然飛んだ方が速い。それか、思いっきり踏み込んで長距離ジャンプするか。どっちにせよ恐らく後者のやつになるだろう。
「行くよ〜。よーい、ド」
その瞬間あたりにキィィィンという轟音がなる。周吾の言う速さが遅すぎて、少し早く出てしまった気がするが気にしない。止まるとき足でブレーキをしたが、前に進みながら地面をえぐって僕が見えなくなるくらい、地中に埋まってしまった。あのまま飛べばよかったと後悔する。足でのブレーキは人間だった時の名残なのかもしれない。なるべく地に足をつけて走ろうとしたが、足をつけれた回数は3回。いや、巨大なクレーターが3個と言った方がいいか。
頑張って走ろうとした結果がとんでもないことになってしまった。何も無い平地でよかった。スタート地点から後ろの方も、どでかい裂け目ができている。
タイムの方はと言うと、正直言って分からなかった。数える暇がなかったからだ。そもそもどれくらいの時間かイメージできない。
しばらく経ってようやく砂煙がおさまってきた。周吾は腰を抜かして怯えてしまったので、後で謝った。
その2 握力
一「違うよ大地、針が外側に向くように持つんだよ」
『こうか?』
「そうそう。それでおもいっきり握ってみて」
言われた通りおもいっきり握ってみる。すると"メキメキメキメキィッッ"といって握るところが一体化し、紙ほどの薄さになってしまった。これにより100kgは余裕で超えている。でもわかったのはそれだけ。よって測定不能。一は呆然としていた。
その3 立ち幅跳び
また大惨事になるので、やめといた。というか、メジャーの長さが足りない。
その4 ハンドボール投げ
これも測定不能、普通に投げてもボールが衝撃に耐えられずすぐ破裂してしまうからだ。ただ、少なくとも流石に宇宙まで届かないだろう。
その5 長座体前屈
他はどれやっても大惨事になるので、僕はもうこれしか無いと思った。上体起こしも反復横跳びも想像するだけで恐ろしい。(やってる本人がそれを言うか)まず体を背につけて……翼邪魔。手を置いて、押す。ここで僕は気づいてしまった。足が大きすぎてそこより前に進まないことに。
これにて終了。全てが測定不能に終わった。なんとも虚しい。竜のチートさを改めて実感した。
啓介「なぁ大地」
『何?』
「飛ぶ時ゆっくりね?」
『分かってるよ』
竜化した姿なのでみんな背中に乗せることができた。だが、鋭利な鱗丸出しだったので、チクチクして痛いなどの不評が度々出た。次飛ぶときは、鉄板でも敷いておこうか。
僕はこんなことに付き合ってくれる友達に感謝し、せめて友達には何事もない生活を送らせてあげたいと思った。
ここまで読んでいただきありがとうございました!うん、やっぱチートだわ。比べるものが人間基準だからこうなっちゃうのかな?よし、今度は竜神たちとやってみよう。




