変わった文化祭①
第31話です!どうも作者です。相変わらず文化祭はイメージです。文章は啓介視点です。
それではどうぞ!
今日は文化祭当日。この前ニュースで、大地の家の近くのコンビニで殺人事件が起きたらしいのだが、大丈夫だろうか。僕はそんなことを思いながらいつもより早く起き学校へ行く準備を始めた。高校生最後の大イベントなのでやる気に満ち溢れていた。準備が終わると玄関に行き、外へ出て自転車に乗って学校へ向かった。今日は朝早いのでみんな寝ている。
6時45分ごろについた。僕以外のいつもの3人はもう来ていた。どうやらみんな一緒に登校したようだ。その後準備にかかる。すると何か学校の方から電子回路がショートしたような"バチバチ"という音がした気がした。
次第に人だかりが出来ていく、僕と一以外の2人はそれぞれ別々の作業をするので会話はあまり出来なかった。
そろそろ開店時間だ。僕たちの店の前にはもう10人くらい並んでいる。
9時になった。開店した。並んでいる人が注文を始める。僕たちのクラスは他のクラスに比べて少ないので役割分担が大変だった。しかも途中で大地が中退してしまったので、大地の分を補うのが難しかった。1人いないことの重みを改めて知った。
さらに約1時間ぐらいが経過した。客は引き始め、文系の部活の出し物を見に行った。とりあえず静かになった。ちょっと一息つこうと思ったその時、なにやら怪しい黒いジャージ?にフード?みたいなのをつけている3人組が来た。カウンターの人が接客を始める。
「いらっしゃいませ〜。ご注文はなににしますか?」
「…………始めるよ。」
そう言った後その3人の中の真ん中にいる人が僕の方に手が伸びる…て僕!?ただただ困惑した。
その瞬間、誰かが颯爽と現れた。瞬間移動でもしたのだろうか?少し遅れて強い風が吹く。そして聞き覚えのある声がした。
「お前らの相手はこっちだろ?」
「待っていたよ、炎竜神。いや、小野寺大地。シューイ!カレッド!散って!」
「大地!?今お前大地って……うわぁっ!」
言い終わる前に体が浮く。気づくと屋上にいた。周りを見渡してみると他の友達3人もいた。
周吾「どうなってるんだこれぇ!?気づいたら屋上にいるぞ!?」
啓介「分からない。全然。」
他の2人はおどおどしているが喋らない。頭の整理をしているとまた颯爽と誰かが現れた。大地か?
「ちょっと待っててね。終わったら……全部話すから……。」
啓介「おい大地!一体これはどう…何だ!?」
また言い終わる前に何か起こった。僕ら4人は結界みたいなのに覆われた。動揺しているともうそこには大地の姿はなかった。
ここまで読んでいただきありがとうございました!ではまた。




