他竜神との交流③
第24話です!どうも作者です!全力で矛盾を探しています!ものすごいスピードで改稿してます!
それでもいい方どうぞ!
アドニスと別れて僕はしばらく飛んでいた。海は青かった。これは竜力の影響を受けないらしい。つまり色は変わらないということだ。人間界と。そろそろ陸が見えてきた。そこで僕はまたも目を疑った。ありとあらゆるものに木々が生い茂っている。地面も建物も全部緑。辺り一面クソミドリ。
(ここから探すのか……)
僕はこの広さから木竜神を探すことに肩を落とした…訳でもなかった。アドニスから教えてもらった。竜神には他の竜神の気配を感じ取ることができるらしい。それを僕は感じた方向に向かって行った。飛んでいていて気づいたのだが、一匹も竜が飛んでいない。そろそろ気配が強くなってきた。そう感じた僕は近くの森(というか全部森)に降りた。しばらく進むと何かの入り口っぽいところについた。木の枝のドアノブのようなものがあり、他にこれらしき扉っぽいものはない。
僕は仕方なく開け、中に入った。するとまたかなり広い空間だ。アドニスといた部屋と同じくらい広い。そこには真ん中に王っぽいのと隣に2匹の側近っぽいのがいた。
「待っておったぞ炎竜神。いや、小野寺大地。もうお前のことは聞いておる。」
「あなたが木竜神ですか?」
「左様、儂が木竜神シーモスである。何にもないところだがゆっくりしていってくれ。」
「それじゃあ……」
僕はそういうと仰向けになって倒れた。そういや翼があるのを忘れてた。思いっきり僕の体の下敷きになってしまい痛かった。竜界の物質は硬いはずだがそれなりに痛くなかった。なぜならその下に木の葉っぱが敷いてあったからだ。それに気づいた後僕は寝方を変え、いろいろ質問した。
木竜の生息域は南北アメリカ、アフリカのあたりとかなり広い。アフリカの方も森だらけで人間界の影響は竜力を使って捻じ曲げたらしい。木竜は体が特に丈夫で、なかなか傷つけることはできないという。翼はあるものの竜力のほとんどが身体の強化に使われるので、飛ぶのはあまり向いていない。ちなみにほとんどが四足歩行だ。武器も作れるがほとんど使わない。むしろ使えない。武器は昔使った狩りの動具などだ。弓とか磨製石器とか。これらは武器専門の木竜がいるそうなので、使えないことはない。攻撃は1つ1つの攻撃が重たく俊敏性に欠ける。木竜は縄張り意識が強めでしばしば争いが起こる。殺し合いにまでは発展しない。竜は基本的に雑食だが木竜のみ草食だ。そもそも竜が肉食でないことにまず驚いた。
「いろいろありがとうございました。」
「うむ。いつでも来るが良いぞ。」
僕は闇竜と光竜の居場所を尋ね、この場を後にした。
木竜は四足歩行と書きましたが、二足歩行もいます。姿は炎竜と一緒。腕と足が太くがっしりしてます。背には緑色の毛皮のようなものがあります。(特徴なさスギィ!)すみません分かりづらくて。
ここまで読んでいただきありがとうございました!ではまた。




