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竜の希望  作者: 猫☆ライフ
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竜界へ行く準備

第15話です!いや〜読み返して気づいたんですけど最初らへん短すぎましたね。この辺からもっと詳しく長くしていこうと思います。今回は大地サイドです。それではどうぞ!

 その日の夜、僕はまだ罪悪感に囚われていた。バイトは当然やめた。バイトリーダーと親には上手い具合に誤魔化せた。親には上司と上手くいかなかったと言い、バイトリーダーにはあの事故がきっかけでトラウマになったと言った。当然演技だが。演技難しい。


「やっぱり接客かなぁ〜、力仕事で人間離れした行動が目立つし、仕方ないか」


 僕は寝る前、新しいバイト先を考えていた。周りの人間を巻き込まないようにバイト自体やめると言う手段もあったが、折角なので何かしたかった。それより明日したいことがあったのでスカーレットに聞いた。


『ねぇねぇスカーレット?』


『なんじゃ?』


『明日竜界に行きたい』


『そうじゃな。他の竜にも顔を合わせないといけないし、仕組みも理解してくれなければこっちも困るからな。今からでも良いぞ』


『もう疲れたから。寝る』


 そう(だる)そうに言うと寝た。

 朝が来た。今日は親が布団から出た音で目覚めた。と言うか昨日から聴力が強すぎて、啓介の家に向かって耳を澄ませると、携帯をいじっていて独り言みたいなのが聞こえた。1㎞くらい離れてるのにしかも家の中なのにめっちゃ聞こえた。


「うわ。ミスったな。これは勝てねぇや。(もうちょっと左上に飛ばすべきだったか)」


 おそらくモンスターを引っ張ってストライクする某アプリゲームのことだろう。心の声まで聞こえた。もうやめよう。盗聴みたいで気分が悪い。

 今日は初めての竜界だ。僕はそんな世界があるのをまだ疑っていた。


『そういや一昨日(おととい)の晩から何にも食べてないけど、あんまりお腹空かないな』


『人間で言う細胞分裂をして皮膚が治っていくのと同じように、竜は体内のエネルギーを分裂させ増殖させることができるのじゃ。だからあまり食べなくて良いのじゃ。ご飯一粒で月一個破壊できるくらい増殖するぞ』


(亀○人かよ。)

 凄い現実的に考えてみた。いろいろ文献を調べたところ、月一個破壊するのに地球最大の核兵器が"1兆個"必要だと分かった。頭おかしくなりそう。


『そうそう、エネルギーを摂取しすぎると竜力が溢れ出て、凄い脱力感に襲われるので注意が必要じゃ。まるで風船に小さな穴が開いて、だんだん空気が抜けていく感じじゃ。竜の体内には地球130個分破壊できるエネルギーを溜めることが出来るのじゃ』


 また現実的に考えた。地球一個破壊するのに1(こう)J(ジュール)必要らしい。と言うことは竜の体内には130溝Jのエネルギーが入っていることになる。なるほど全然分からん。まぁ、とりあえず凄いってことにしておこう。


『竜界への扉を開くぞ』


「うわっ!?(手が勝手に!)」


 なにやら描き始めた。見てみるとなんかの文字のように見える。ワクワクしてきたー!厨二臭い感じも良い!なんか唱えたりするのかな。

 すると頭の中に何か入ってきた。


「これは!」


 たくさんの文字、会話、言葉が一気に入ってきた。これはスカーレットの記憶……てあれ?なんか振られてるぞ、告白が失敗したのかww


『み、見るでない!我は炎竜神なのだ!振られてなどいない!』


 そう言うと何かを書き終えた。さっきまで意味不明だったが、今では分かる。竜界への扉と書かれている。そのまんまの意味だ。スカーレットが何かを唱えた。竜語で開けと言ったみたいだ。すると描いた文字がある形になっていく。

(おぉ!)

 と僕は驚いた。赤い光の輪、メラメラと燃えている。


『開いたぞ』


 の声で僕は燃え盛る赤い光の輪に突っ込んで行った。




大地のわくわくは作者にも来ます。竜界行ってみたい。次元がちょっと違いすぎましたね。ちょっと弱くしようかな〜。

大地・スカーレット「やめてくれ」

そんなことしませんよ〜。設定はこのままで行きます。現段階では。

ここまで読んでいただきありがとうございました!ではまた。

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