表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
竜の希望  作者: 猫☆ライフ
11/71

戦闘②

第11話です!残酷な描写があります。帰ってきました。戦闘です。まだ書き慣れませんが、頑張って書いていきます!それではどうぞ!

「クソッ!(何であたらねぇんだ!)」


「(またそれか、聞き飽きたな)」


 まだ熾烈な戦いは繰り広げられていた。僕は相手の心の中の言葉はわかるが相手には分からないらしい。これが炎竜神と炎竜の違うところか。相手は僕が初めて竜化した時と同じ姿だった。本当の力を相手は出しているのに僕はまだ人間形態のままだ。強化倍率も少し変わるのかな。

 音速をはるかに超えた戦いは、次元が違っていた。僕は普通に避けてるけど、普通の人が見たら何が起こっているか分からないだろう。いや、そもそも観れる位置にまで来れないだろう。僕たちは超音速で動いているので常にソニックブームが発生している。ちなみに今は住宅街で戦っている。ソニックブームの衝撃波で、家の窓ガラスはとっくに割れ一部の家は崩壊しかけていた。その家の中の人は……今は気にしてる場合ではない。

 躱すのは慣れた、あとは攻撃だ。避けつつ手に力を込めイメージすると、案の定、剣が出た。


『えぇっと、倒し方って何だっけ?』


『もう忘れたのか。どんな形でもいいから相手の意識を奪うのじゃ。いわゆる戦闘不能にすると、竜にしか見えない竜玉という光ったコアのようなものが見え、それを砕くと竜は死ぬのじゃ。竜の治癒力も凄まじいから倒す機会は一瞬じゃ。見逃すでないぞ。』


『ありがとう』


 僕はそう言いトドメに入る。相手も疲れが見えて来た。左から来た攻撃を僕は持っていた剣で思い切り弾き飛ばした。相手はよろけ、僕は首元に斬りかかる。すると相手から心の声が聞こえた。心なしか目から涙が出ていた気がした。


「(すまないみんな、約束、守れなかった……)」


 相手の首からから上が吹っ飛んだ。あたりに溶岩みたいな色の血液が飛び散り、頭がなくなった体はその場に倒れ僕は瞳孔を縦にし一際光ったコアをぶった切った。すると相手は塵のように粉々になって散って言った。それはキラキラ光っていた。終わった……。

 僕は初めて命を奪った。それを実感すると、何だか虚しくなって来た。運転席にいる絶命した人を見て僕はこう言った。


『ねぇスカーレット?死んだ人って生き返らせれるの?』


『無理じゃ。竜も人間も魂は一つ。それは一つ一つ違い複雑なのじゃ。それになくなった命は、またどこかでいずれ生まれる。戻すなんてことをしたらその摂理に反してしまうからのぅ。自分を大事にしろということじゃ』


『そう……』


 僕は持っていた携帯で警察に通報し死んだ人に向かって、

(ごめん……なさい……)

 と心の中で言うと、生やした翼で家に帰った。初めて飛んだが風が心地よかった。だが今の僕は少なからずとも悲しい気持ちで満たされていった。この悲劇はこれだけでは収まらなかった。

 1つの疑問が浮かんだので早速聞いてみた。


『スカーレットは生きてるの?』


『そうじゃな、一応生きてはおる。じゃが肉体はもうない。竜の寿命は一億と言ったろう。竜は一億年経つと竜力が体の中にためることができず、衰退し、竜玉だけが(あら)わになる。今の我は魂と竜玉だけじゃ。竜玉は誰にも分からないところに隠してある』


『ふ〜ん』





読んでいただきありがとうございます!

その後に起こる悲劇とは何でしょうかねぇ〜。

次はようやく友達です!次をお楽しみに!

ではまた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ