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オーランド・バルシュテインの改心  作者: 真川紅美
6章:魔女狩り
52/146

6,

「お疲れさん」

「ああ。……シャナ? もう起きて大丈夫なのか?」

「ええ。その、旦那様は……?」

「大丈夫。大したことない」


 ぽんぽんとシャナの頭を軽くたたいてオーランドは白衣を脱いで吊るしていく。


「カレン」

「なにー」

「シャナとこいつら頼む。ちょっと買い物出る」

「あ、行きたい!」

「ジャック」

「はいよー」


 さすがオーランドの一通りの雑務を引き受けているというべきか、ジャックが声を上げる。ほどなくしてカレンが出てきて、外へ行く支度を始める。そして、二人で出て行ったのを見送ってバートラムは首を傾げた。


「なんか仲良くなってねえ?」

「……まあ、小さなころはあんな感じでしたよ?」

「いいじゃないですか?」

「え? いいの? シャナちゃん」

「だって、旦那様の勝手ですし、カレンさんですし」

「でもシャナちゃん……?」

「何を勘違いなさっているのかはわかりませんが、私は旦那様のメイドです。旦那様はメイドに手を出す下種でもありませんし」


 にこりと笑うシャナにバートラムは不思議そうに首を傾げ、ジャックは謎めいた笑みを浮かべていた。

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