32話 旅立ちと今後の方針
ひさびさの更新です、待っていた方々すいません。この話より先は文字数がバラつきます。不定期になります。ではどうぞ。
ルークが身体を洗い終わり戻って来てから、しばらくすると師匠夫婦は宿屋に帰ってきた。
「師匠どこ行ってたんですか?」
「ギルドで少し確認したい事が合ってね、それと転移門の準備が終わったそうだ。」
師匠の言葉にルークは溜め息をつく。
「しばらくは会えなくなるのか~、カエデ今度会う時は絶対勝からな!」
そういや、模擬戦闘は60戦中、25勝25敗10引き分けだったか。
「楽しみしてる、だけど簡単には勝たせないぞ!」
拳をトンと合わせる俺達。
「それとサーナ、君の妹の件は私が引き受けよう、カエデにはやってもらう事ができてね。」
「宜しいのですか?勇者の訓練官になられるとお聞きしてますが?」
「……詳しい事はいずれ各国に通達されますが、ギルドから機密情報を閲覧した者いたとだけ言っておきます。」
「「「え!?」」」
俺、ルーク、アリス、サーナさんは驚く確かギルドの最重要機密と言えば冒険者の個人情報、そして”ユニーク魔法を持つ可能性ある”人々の所在地。
大変な事になりそうだ。
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場所を移して街中央部、〖転移ゲート〗俺達以外には次元魔法使いだけだ、そこで師匠の詳しい話しを聞いた。
簡単説明すると邪神教の残党、もしくは魔族の手の者がユニーク魔法使いを攫う可能性が高いとの事。
魔族に狙われる可能性が高い者は、各国が保護するそうだがギルドに報告された可能性の低いユニーク魔法候補者までは手が回らない。
そこで俺が確認に行き、確認したら報告と出来れば国の保護を受けるために転移ゲートのある街まで護衛して欲しいそうだ。
「ではこれが地図と、変装の魔導具一式、流石に同じ特徴を持つ者が各所で同じ事をすれば誰がしたかばれるからね。」
冒険者は有望そうなただのでも平民を訓練してパーティーに入れたり、すごく人の良い冒険者は村人に魔法を教えたりするから、特徴が同じではなければそこまで目立つ事でもない。
「………ではそろそろ行きますよ。」
「カエデさん、アリスちゃんを守って上げてね。」
「あはは、ミレーヌさん必要ないだろ、アリスは俺に一回勝ってるからな!」
「……ルーク、女の子の気持ち考えて発言しないと次はないよ。」
「ルークさんはデリカシーないのですね。」
「……クー。」
ルークはアリスの実力を信用しての事だろうが、それって女とし見てないよう思われかねないぞ。
「ルークはアリスを信用してるって事だから許してやってくるくれ、それとルークにはこれやるよ中身は後でのお楽しみだ。
向こうに行ってから開けろよ。」
「お、おうカエデいないとホローしてくれる奴いなくなるのか……俺大丈夫か?」
「ルークは気遣う事を覚えような。」
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師匠、ルーク、ミレーヌさん、サーナさんは再開を約束して転移ゲートを手を振りながら入っていた。
「………行っちゃたね、私達も行うか、それで最初どこ行くの?。」
「そうだな、一番近くは風のアルヴ〖ウィンスル〗の行く途中の兎人の村〖ラビル〗に行こうか。」
ギルドには受けて問題ない街道の保全依頼を数件受け、ミツ、シュガーに挨拶しに行くと、ミツはなんと師匠スカウトされ先に転移ゲートを通って行ってしまったそうだ。
「ミツ姉は魔眼持ちだからってミレーヌ様に訓練してって頼んだみたいなんだ、寂しいけどミツ姉はカエデ先輩より強くなるって言ってたよ。」
「ミツならすぐだなシュガーは無理せずに訓練しろよ、お前だってすぐに俺を追い越すだろうからな。」
「……うん頑張るよカエデ先輩!」
(うーん、前に教えた年齢は人間換算した年齢の事言ったほうがミツ姉の為だけどミレーヌ様とミツ姉に口止めされてるし止めとこ)
「シュガーくん頑張ってね。」
挨拶を終え北の門をくぐり一路南東にある村を目指した。
次回はバトルあり。章が変わります。




