26話 デートorデット1
久しぶりの更新です修正作業は難しいですね。
でわでわ短いですがお楽しみください!
宿を出ていそいそと街中央広場に向かい待ち合わせの時間より早くつけた。
「良かったまだ着てないみたいだな、う~~んどうやって驚かそうかな?」
何気なくボロローブを脱ぎ去りカッコ良く微笑む………はないな。
どこのキザ野郎だよ痛すぎる。
よくよく考えれば、別に驚かすにしても誰かに協力して貰わなければ大した事できない。
何事も普通にした方が、後々思い出して後悔せずにすむな。
因みにこの世界には魔力で動く時計がある、消費魔力は少ない為1日一回チャージすればずっと正確に時を刻む。
でも俺が魔力チャージすると、何故か半日で止まってしまうどうしてだろ?
ボウとしながらミレーヌさん達が来るのを待っていると何やら少し離れた所で怒鳴る声が聞こえてくる。
「へへへ、いいじゃねぇかよ俺らと遊ぼうぜ!悪いようにはしないからさ~~。」
「そ~そ、とても楽しい事だよ、俺らこれでも貴族御用達の護衛兵だよ~金もたんまりある。」
どうやら女性二人が柄の悪い男に絡まれるよう……。
「や、やめて下さい!私達は約束が有るんです。」
「そうよ!アンたらみたいな発情期の猿じゃない人とのね!」
思いっきり知り合いが絡まれる。
というより、ミツとアリスの2人だ。
「おいおい、言いがかりもよしてくれ!俺らはいつそんな事言った?そうか!そうか!そう言う事したいんだな?」
「はっ!とんだ淫乱女だな、いいぜ、おいお前らこの2人が俺らと良いことして遊びたいとさ!」
片方の男が周りに声を掛けるとゾロゾロと5人の屈強な男達がアリス達を取り囲んだ。
「何が、そんな気ないよ!最初から、そのつもりだったんじゃない!!やっぱり男って生き物は最低ね!!」
「何かこの人達臭い!近づかないでよ、これから大事な事があるの!」
男達はニタニタ笑い、周りは貴族の護衛と知りとばっちりが来たらたまらないと遠巻きに見てるだけだ。
「大事ね、俺らより大事な事はないよな!良いから俺らと……。」
「ちょっと、そこまでして貰えませんかね?2人は俺の大切な人達何で。」
「はぁ?!だから?そんなん関係ないんだよ!ボロローブを着たガキが英雄気取りか?
邪魔だすっこんでろ!!」
男は言うな否や蹴りを入れて来るが俺は軸足になっている足を蹴りつけ、伸ばされた足を下から片手ですくい上げると男は活きよいよく背後から地面に頭を打ちつけ気絶してしまう。
「てめぇー誰に手ぇ出したか、分かってるのか!俺らは貴族様の護衛だぞ、俺らに手ぇだすて事は貴族に刃向かうと同じだぞ!」
「いや、そんな事俺に関係ないけど、それより普通に考えてアンタらは、正式に雇われてない臨時の護衛でしょ?ほら数揃えて見栄えよくする為の。」
「はっ残念だったな俺らは、正式に雇われてんだよ!」
男達の一人がそう喚いて自信満々にしているが、一人だけ動揺してる奴がいる何かあるな……。
「そんな事よりさ、今アンタら立場悪いの分かってるか?」
「「「はぁ?!」」」
「いや、いくら貴族様の護衛の人でも今この街で騒ぎ起こせば責任問題だ。
この街は貴族の所有地じゃない各国合同の所有地だよ、もちろん法もそれ有った物に整備されてる。
もしかして知らないのか?。」
貴族ならそこんとこ分かってる筈だが普段好き放題自分の領地でやってる奴は、何とでもなると思い事件を起こすしたり、分かってるが部下までは抑えれなかった貴族はこの街で貴族人生を終わらす事がとても起きやすい。
だから尻尾切りの意味でわざとそう言う貴族を言葉巧みにこの街に送りだす国もあるそうだ。
ファースで暮らす人達にしたらはた迷惑な事だ。
「……おい聞いてないぞ!坊ちゃんはなんとでもなると言ってた筈だろ!」
「い、いや俺に言われも……『女を誘い出せば報酬をたんまり出す』としか……。」
うん?誘い出す?
小声で話してるが、聴覚を強化してる為まる聞こえだ。
……少し揺さぶって見るか。
「そうそう、この法には貴族でも罪を犯し者と協力者は全員同じ罪の重さになるんだけど、反省して事件解決に貢献すると罪が軽くなるとか、成らないとか。」
「?!それはほんと……。」
「何を言ってるかさっぱりだな!!俺らはただそこの女達を誘ってたらお前が仲間をいきなり攻撃したそれが全てだ!!」
ちっ!頭の良い奴がいたようだ後少しで吐いてくれそうだったのに!。
「だがまぁ今回は不問に使用じゃないか、お互い何やら勘違いや”知らない”事が有ったみたいだな!」
「何言ってるの!そんな言い訳通ると思ってるの!」
「……………」
そう所詮は言い訳だ、けど問題は俺が最初にやり合った攻防を周りが理解してる者がいない事だ。
俺が何か倒れた男にしたとしか理解してないだろ。
蹴りはただ驚かすだけで当てる気がなかったなんて事を言われたらお互い騒ぎ起こした罪の罰金刑で終了だ。
でももしかしたらすでに誘い出された女性がいるかも知れないが……。
「……分かった。これでお開きにしよう、でも衛兵達には報告させて貰うそこは譲れないぞ。」
「ああ……それでいい、お互い様だな、俺らはもういくぞじゃな!」
男達のリーダー格ぽい奴は、ニヤリと笑い他の男達も不満げにしながら去って行く。
「ちょっと何かってに!……」
アリスはまだ怒り収まらずにいるのを肩に手を起きいさめる。
「ごめん、俺のやり方が拙かったのと頭回る奴がいたので、どうころんでも同罪になってた。」
「カエデ……ううんカエデが来なかったら頭に来て男達をどうしてたかわかんなかったしありがとう。」
アリス……本当に男嫌いなんだな、ちょっと笑顔が怖い。
「カエデ先輩ありがとうございます、……そのか、かっこよかったです!でも何でフード被ってるんですか?」
「いや……これはちょっと驚かそうと、でもミツのほうも何で綺麗な姿なんだ?」
とてもなめらかなシルクのスカートに黒と白の配色が上品差を引き出した長袖。
貴族のパーティーに出ても恥ずかしくない装いだ改めて見ると女性だと意識してドキッとさせられる。
「そ、それは……」
「カエデはミツちゃんに色々教えた師匠みたいなもんでしょう?
だったら最後くらいは楽しんで欲しいって訳でレストランの予約しておいたから”2人きりで”今夜は楽しいで来てね!」
なるほど……なのか?誕生日のお祝いではなかったようだがまあいっか!。
あっ、でも。
「それなら……」
「シュガーくんは、宿代のパーティーのほうが良いって言ったから来ないわよ?。
それにこれから私た……私はさっきの事代わりに衛兵に伝えておくからじゃねー!」
「アリス、もしかすると奴らに捕まった子がいるかもしれない伝えてくれ。」
「へーーー余程痛い目受けたいみたいね、わかったつあえておくわ!」
アリスはそれだけ言うと最後ミツの耳元で何か囁くとミツは顔を真っ赤にして俯いた。
「「……………」」
「……あーじゃ行こっか。」
「は、はい!!」
レストランに向け2人並んで歩いて行くが、何やら殺気だった気配が一瞬して複数去って行ったなかにアリスのも有ったが…………。
気にしたら負けだと思う、うん。




