15話 世界に暮らす人々、アリスの意外な一面
うおおおおやっと更新できたヽ(゜Д゜)ノ
最近忙しすぎて書くのが遅れました週一更新は難しいですが頑張ろ、というわけで15話お楽しみ下されば嬉しいです。
─ ミレーヌ ─
部屋に図鑑を取りに行ったあとアリスちゃんが淹れてくれた紅茶を飲みながら図鑑に描かれた絵を眺めて、アリスちゃんがどんな者の召喚するか絵に描かれた者の説明を今終わった所、といってもどういうとこが可愛いかの説明に途中からなってたけどしょうがないわよね?
「ふう、こんなとこかな、どう?アリスちゃん参考になった?」
「はい!ありがとう、色々な種類がいると分かって驚いたけど、とても可愛いのがいるんですね、いつか実際に観てみたいです!」
「可愛いといっても魔物だから気をつけてね、テイムした魔物なら大丈夫だけどね」
可愛くても凶暴な魔物はいるから見た目に惑わされて危険な目に合う確率が女性は多いからね。
「魔物って誰でも仲間にできるですか?」
「弱い魔物か、生まれたばかりの魔物の赤ちゃんなら相性が良ければできるわ、でも基本はサキュバスや一部の獣人が専門ね」
「え?!サキュバス?それって魔族なんじゃ……」
ああそうだったわね、カエデさんも最初はそうだったし、この世界では当たり前だから教える人なんていない、アリスちゃんは勇者として呼ばれたけど説明される前にジュリーとの事で教えてもらう機会がなかったのね。
「アリスちゃんはこの世界の人種について知らなかったわねサキュバスは魔族じゃないの、そもそも魔族というのは”穢れ落ち”といって魔族に呪術で呪いを受けて、瞳の白い部分が黒くなった者の総称で最古の魔王が魔族の始まりとされてるわ。
魔族だけというのは負の感情から魔族が作り上げた人に取り付く悪魔くらいよ。」
「そうだったんですか……私がいた世界だと適役として本に登場するから一緒だと思ってました、あのこの世界についての常識を困らない程度に教えて貰えますか?」
一度カエデさんにも夫と一緒に説明してるからアリスちゃんには分かり易く教えて上げれるわね。
「そうね……まずこの世界ミゼガルスは3神によって創造されたとされているわ、”マナや能力を司る月読命”アリスちゃんはこちらに来る前にあってるわね?」
「そうです、もう一つの世界にいる聖女の手助けをして欲しいと真っ白で不思議な空間に個別で呼ばれました、そこで私に合った能力と加護を貰いこちらに先輩と一緒に召喚されました。
あっ先輩というのは私が通ってた学校の一つ上の女性でとても頭が良くて私と一緒で神様に頼まれたそうです。」
珍しいわね……今まで勇者の女性が呼ばれた事は殆どなかったのに。
「そう……それだとアリスちゃんの先輩は今、アリスちゃんと離れて心配してるかも知れないわね……良ければ安心するよう手紙書いて上げたら?私からなら送り届けれるわよ?」
「それは大丈夫ですよ、先輩は分かってると思うしそれに今状況を嬉々として楽しんでいると思います。……先輩元の世界では周りを振り回して楽しんでるとこがあったから迷惑かけてないか逆に心配なほどです……」
ジュリーもたまにちょっとした悪戯をするとこ合ったから意気投合してるかも……ワルキューレの12騎士達は大丈夫かしら?
「話しをもどすわね、もう1人が”アテナ、技術・物作りなどを司る”神様で、この世界に不要意に他の世界の者が侵入しないよう見張ってる守護神よ。」
「見張ってる?神様を介さずに他世界に勝手に移動する人がいるんですか?」
「事故でこちらに来る人は何百年に一度くらいあるらしいけどそういう人はむしろ保護してるそうよ、そうじゃなくて神が悪意を持ってこちらに使者を送り込むまたは世界を取り込もうとする存在が偶に現れるそれは邪神と呼ばれているわ。
元々この世界には魔族や魔王は存在しないとされていて、これは女神アテナの隙をついて侵入した結果といわれるのよ。」
その辺は色んな説があるしジュリーは女神からの信託を受けて知ってるはずなのに誰にも教えないから本当の事は私も知らない、一般的な事しか言えない。
「女神様は制約があって自由に動けないって聞いてたけどそんな理由だったんだ……あと最後の神様はどんな方ですか?」
「ううん……そうね最後神様は”理と空間、この世の基盤を作った創造神……なんだけど場所によって呼び名や姿が変わるからワルキューレ騎士団や教会では”解らない者=アンクリア”と呼んでるわ。
でもある意味他の女神様より身近でこの世界の理から外れた事を使用とした時、頭に警告する声が頭痛と一緒に聞こえてくるそうよ。」
姿はその時々によって違って巨大な龍だったり天使や巨大な鎌を持った死神など様々。
「……警告を無視したらどうなるですか?」
「警告を無視して実行すればそれを実行した者やそこにたどり着く為の知識や書物が根こそぎ消滅させられるの。
一番有名なのが”古代文明の没落”ね古代文明の遺跡は今でも再現出来ないマジックアイテムが時々発見されるから恐らく知識を失って使えなくなり遺棄された古代の建築物とされているわね。」
「……もの凄く怖い神様なんだ、多分勇者も例外じゃないよね?先輩は色んな知識を持った人だから元の世界の兵器再現なんて言って警告されなければいいけど……やっぱり話し終わったあと手紙書かせて貰っていいですか?」
知識が豊富な勇者か……前回呼ばれた勇者が確か銃というのを造ろうとしたというのを聞いてるけど結局は知識が無く無理だったのとジュリーに止められたとか……
「そうね、ジュリーが止めると思うけど念の為に書いたほうがいいわね……そうそう一般的に信仰されているのが月読命、アテナの2神であとは少数の民族がアンクリアを色んな呼びなで信仰してるけど例外が邪神教で魔王が世界を統治すれば自分達の願望を叶えてくれる邪神が降臨すると信じて誘拐や殺人、禁術の使用などとても危険な組織だからなるべく関わらないほうが正解ね。
っとここまでが神様に関わる一般的な事だけどわかったかしら?」
「えーと……元の世界にも月読命、アテナは神話で有名ですから、でもアンクリアに近い印象の神様は悪戯の神ロキがいるけど私が知ってる役割と全然違うし……っと考えても謎の神様だし無駄だよね……アンクリアという神様意外は理解出来ました。」
アンクリアに関しては考えても意味がないし直接合うくらいしないと解らないだろうからね。
「二人の女神さえ分かってれば十分よ、それじゃ次はこの世界に暮らしている人種について説明するわね、アリスちゃんは今までどんな人とあったことあるかしら?」
「私が召喚された時からだと確か神官のエルフ、メイドさんの猫の獣人、あとは頬に鱗?
が付いた衛兵この人は何の種族なのかは解らなかったかな。」
「衛兵の人は龍人ね、龍人は頬・胸・肩・手の甲・太腿に龍鱗が付いていて、力はドワーフの次に強くバランスの良いのだけど魔法に対しての耐性が弱い面があるわね。」
あとは誇り高くて頑固って言うけど私が合った事有る龍人には、チャランポランのナンパ野郎がいたから種族ごとの性格は説明すると誤解が起きるから言わないほうがいいわよね?
「龍人ってイメージだとドラゴンの頭に人の体だと思ってたけど案外普通の人とそう違わないんですね。」
「基本、ヒューマンに種族ごとの特徴が付いてるって思ってくれればあってるわ、ただ獣人や龍人の一部では”源化”といって龍や獣に近い姿に変化して身体能力を増大させる秘術が有るの、基本骨格が変わるような変化はないけど魔物と間違う事のないよう気をつけてね。」
「映画とかにある特殊メイクしたみたいなのかな?でもゴブリンは知ってるけど人型の魔物は間違えるほど似ているんですか?」
「魔物で頭部が異形で体格は成人とほぼ同じのがいて暗闇だと間違える事は有るの、人型の魔物は一見知性があるようでそれほど賢いのはいないし、自主族意外は敵意をむき出しで襲ってくる、でも食欲や色欲を向けられる事はないから女性からすると盗賊や頭の悪い一部の男性の方が危険なのは皮肉な事ね」
アリスちゃんは男性に対して嫌悪感があるからこの辺の心境は複雑よね……
「……もし襲って来た相手をボコボコにしても正当防衛になりますよね……」
「ア…、アリスちゃん?!それは……基本自衛が認められるし素行が悪い相手なら何の問題ないけど……」
アリスちゃんの目が凄く冷たい……だっ大丈夫かしら?
「良かった!元の世界だと襲われたからって相手をボコボコにすると過剰防衛だとか裁判とか色々煩さかったから!
元の世界より発情したオスが多そうだけど私が強く慣れば問題ないよね?うん頑張ろ!!」
「ほ……程ほどにしてね?アリスちゃんてもしかして徒手空拳、素手での格闘術が使えるの?」
アリスちゃんが勇者に撰ばれた理由ってもしかして……。
「大人二人までならなんとか出来るくらいには修めたかな?私の家では女性でも強くあれが家訓だったから物心ついた頃から叔父や親戚から反射的に受け流し出来るように暇さえあれば特訓でした。」
「アリスちゃん……あなたの家庭て一体……」
「母方の家系が古武術、父方の家系は軍関係の人が多いみたいだけど両親は普通のパン屋ですよ?」
日本というとこは平和で戦いと無縁だとカエデさんに聞いていたけど例外は有るのね……。
それから各種族ごとの能力と外見について説明しやっぱり驚く事も合ったけどアリスちゃんはちゃんと理解してくれて良かったわ、次に文化と大陸の説明ね。
次回更新は書け次第投稿です、あと25話当たりで読み易いよう書き直しをする予定なので感想、ご意見下されば幸いです




