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精霊の愛し子と精霊使い  作者: ありま氷炎
二章 精霊使い
13/15

2-9

400文字程度ですみません。これで二章終了です。


「……これは、これは」


 精霊たちが戻ってこないと思ったら、水の精霊アリーナも動けないように拘束された状態で放置されていた。


『ボイラー。ミシェルが裏切った。精霊の愛し子の精霊まで現れやがった。おかげで三対一で手が出なかった。他の精霊使いにも連絡をとったほうがいい』


 アリーナを精霊鎖に戻してからしばらくすると、火の精霊カズンがボイラーの元へ現れる。


「三対一、精霊の愛し子の精霊は二つですか?」

『ああ。おそらく一人の精霊の愛し子が二つの精霊と契約している。ソライ、フィンに他火と水の精霊。合計四つの精霊がいる』

「面白いですね。二つの精霊と契約を結べる精霊の愛し子がいるとは」

『ボイラー。他の精霊使いを集めるんだ』

「カズン。あなたは主人に命令するのですか?」

『そんなつもりは』

「まあ、いいでしょう。今動くはやめましょう。様子を見てから、今後の動きを決めるのです。カズン。元に戻りなさい」


 カズンは不服そうな顔をしているが命令は絶対だ。大人しくボイラーの手首の精霊鎖に戻っていった。


「さあ、面白くなってきましたね」


 圧倒的不利な立場に追い込まれたはずのボイラーだが、その顔には楽しげな笑みが張り付いていた。



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