第七話初めての野営
第七話初めての野営
夏らしい虫の鳴き声がする真っ暗な森に暗示装置をつけ行軍していた自衛官がいる。
自衛官出ないやつが自衛官を名乗るなと誰しもが思うがこの姿だと自衛官としか表現出来ない様な見た目なので仕方がない。
誰が迷彩服を着てヘルメットを着用してでっかいリュックに軍用小銃と拳銃、銃剣を持って行軍している人を学生だと思える?
と誰に向けて反論しているかわからないがとりあえず飯の支度をすることにした。
飯盒を水張りにしてビニール袋に米を計量器一杯まで入れて袋に包み込んで胡麻塩を入れてブクブクと炊き上がりを待つ。そのついでに味噌を溶かして簡易的な味噌汁を作る。胡麻塩をビニール袋の外の沸騰させているお湯に入れて味噌を溶かす。銃剣でジャガイモを切る。乱切りに飯盒に入れて味噌と共に煮る。ご飯が出来上がってビニールを取り出す。湯気が10時間歩いた体に染み渡りううーんと思わず言ってしまう。グローブ越しなのであまり暑さを感じないが舌につけたところかなりの暑さがかりあちあちと食べている
米と味噌汁を平らげて俺は眠りについた。
これがただのキャンプなら最高のキャンプに思えるだろう。しかし彼は行軍しているのだ。彼は天幕を貼り背嚢を枕代わりにして寝る。何度か生命体のギャ!ギャ!と言う鳴き声が聞こえたが彼は無視して眠る。
火の始末はしたので発見される心配はないがそれでも彼は不安に思いつつ眠る。