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第四話想定外
第四話想定外
扉を閉めると言葉通りの純白の光だけの何もない場所に入った。色があるとすれば自分の黄色人種としての肌の色と軍服の色だけだ。何もわからずとりあえず真っ直ぐに進む。白一色なので方向が徐々に狂いつつも歩き始めると10分ついに色がある物が見えた。それはこの先天国、この先異世界と書かれた左右の矢印がある。地獄はないのか?と思うがおそらく地球こそが地獄の世界?だったと思える。
俺は下を見るとそこには矢印でこちらと書かれた方を見る。左側に伸びているという事はどうやら異世界へということだ。
俺は迷う事なく異世界へ自分を誘う。そして俺の意識は消えた。消える直前服の袖とズボンが目に映る。そこには明治19年式軍服ではなく、陸上自衛隊で現役で採用されている迷彩服3型の袖とズボン、G-SHOCKが目に映ったのを最後に俺は眠りにつく。ちなみにだが彼が倒れた姿勢は文字にすると英数字のSの様な形である。