第二話神の部屋
第二話神様の部屋
目が覚めると平均的なリビングの様なところの椅子に座っていた。よく見ると学校の制服にマフラー、緑のベレー帽では無く
旧日本軍の明治19年式軍服に、自衛隊の半長靴そして携帯を通して帯を見ると27の文字があり帽子を取ってみると旧日本軍の19年式軍服と同じ色合いをした軍帽が被せられていた。確認し再びその軍帽を被りながら思う。一体ここはどこなんだろう。そう考えていると目の前の襖みたいな扉が横開きに静かに開いた。
すると洋風なリビングには似合わない様な小学高学年くらいだろうか?和服美人が現れた。その先は白く輝いていてよく見えない。
そして、俺は一言言う。
「あ、あのここはどこなんですか?」
「まぁ落ち着きなさい。とりあえず座って。」
和服美人な小学高学年くらいの少女は座る様に促しつつ自分の目の前の椅子に座る。
自分も座り軍帽の位置を直しつつ椅子を引き座る。
「まずこちらからここにいる理由とその後について話します。依存はありませんか?」
「はい。依存はありません。」
「まず第一になぜここにいるかです。あなたは交通事故により死亡しました。ここは私つまり神の部屋の一室です。」
「随分家庭的な部屋だな。」
「さて、事故の原因とその後についてお話ししましょう。」
ここが正直明紀が一番気になっているところだ。
「まずあなたはいわゆる陽キャグループにあなたの彼女的な人である京香さんを引き離すために殺されました。それを知った京香さんはジェノサイド(大量虐殺)をします。」
「ちょ、ちょいまち京香がジェノサイド!?ありえへんわあの子は優しくて可愛らしくて猫みたいに甘えてくるいい子なのに…なんでそないなこと…」
「彼女は飼い猫から山猫に変わりました。あなたの遺品であるその軍服と三〇年式歩兵銃で皆殺しにしました。最初の殺害はその陽キャグループに属していた生徒会長でした。元々生徒会長は趣味人を貶す差別主義者でしたね?」
「ああ。だがそれとジェノサイドの始まりに何が関わるんじゃ?」
「集会の時、あなたに対する冥福の言葉ではなく。罵倒する様な発言をしたことにより今まで抑えて来た彼への憎しみを晴らすために軍服と銃を学校に持ち込み連帯責任として学校にいる連中を皆殺しにすると心で誓いそしてその全校集会の時彼の明らかな差別的発言に対しどよめきの声はしていたが止める人がいないことについに痺れを切らした京香さんはあなたから貰った護身用の9mm拳銃を彼が立っているところへ向け威嚇射撃をしました。その時にあんたみたいな人間なんか四肢をバラしてウェンカムイ(悪い神)に食わせてやると叫び先生の静止を無視して銃を発砲し続けながら学校を早退して帰りその後30年式歩兵銃や銃剣での大量虐殺に至りました。生き残った生徒はまるで本物の日本兵が彼女の代わりに俺たちに制裁をかざした様だと述べました。」
「き、京香はその後どないなったんや?」
「警察に捕まりました。しかし、精神疾患が発覚して懲役刑にはならず精神病棟に送られて現在も治療中です。」
「俺は、生き返ることが可能でしょうか…?」
「はっきり言って無理です。交通事故の時にあまりにも血が出過ぎて本来人間が蓄えてないといけない血の量の役50%セントが車と道路、そして通行人に付着しました。」
「そうなのか…(京香…ごめんな俺がしっかりしてれりゃこないなことにならずに済んだのに…畜生…畜生。)」