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おっぱいと東京  作者: まんまるムーン
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たこ焼き屋の鉄板が熱いせいもあったが、額から汗が一気に噴き出てきた。


いったい浜辺は何が言いたいのか? 


何でおっぱいと東京なのか? 


しかも何故、今までほとんど関わりも無かった僕にそんなことを聞くのか? 



「おっぱい行っとけ~!」


たこ焼き屋の兄ちゃんはニヤニヤしながら僕に呟いている。


浜辺は眉を片側だけ吊り上げて僕を睨みつけている。


いわゆるメンチを切るってやつ? 


ああ僕は今、人生初メンチを切られています! 


しかも「おっぱいと東京」という支離滅裂な二択で。



ずっと僕を睨みつけている浜辺を、恐る恐る横目で見た。


表情は恐ろしいが、顔は可愛かった。


普通にしていればモテるのに…。


いや、浜辺はモテているじゃないか。


僕の好みでは無いというだけだ。



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