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おっぱいと東京  作者: まんまるムーン
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 マンションを出て事務所で暮らし始めて何か月か過ぎた。


最初は出社してきた事務員の子がギョっとしていたが、今ではいろんな事情を察してくれて、何かと入り用な物まで差し入れしてくれる。


事務所には幸い風呂やキッチンもあるので生活に困ることは無かった。


ただ、ここを借りてから一度も使ったことが無かったし、物置状態になっていたので片付けと掃除が大変だった。


ホームセンターに行って、大学新入生が買うような布団セットを調達した。


書庫に使っている部屋に敷いて寝たが、次の朝背中が痛くてたまらなかったので、キャンプ用のエアーマットレスを買ってきて、その上に布団を敷いて寝た。


食事だって近所のスーパーで総菜を買ってくれば問題ない。


もともと家でもそうだったんだ。


別に一人でも何の不都合も無い。


逆に家に帰って加奈からストレスを受けないだけ、今の方が恵まれた環境かもしれない。



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