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「接待とか言って、本当はおっパブでも行ってんじゃないの?」
「そんなとこ行くわけないだろ!」
「じゃ、キャバクラか?」
「無いよ!」
「おっパブかキャバクラかどっち?」
思い込みの激しい彼女は、目をひん剥いて俺を弾劾しようとしている。
ん、まてよ…この二択、どっかで聞いたような…。
“おっぱいか東京かどっち?”
…浜辺か。
思わず顔がほころんだ。
「あんた何にやけてんの? クロだねこれは。」
「違うよ! そんなとこ行くわけないだろ! それでなくても仕事が忙しいのに…」
その時、テーブルの上に置いてあった加奈のスマホが鳴った。




