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一人残される私は間が持たないので義母に手伝いを申し出た。
しかし義母は家事が得意なたちで、家の中は掃除する余地が無いほどピカピカだった。
料理も手際よく、しかもプロ並みに上手!
きっと手伝ってもらうほうが面倒くさいのだろう、やんわり断られた。
「加奈さん、のんびりしてて。実家に帰ったと思って寛いでね。」
寛げるかぁ~い!
これでもし私が自分の実家でするように、畳の上に転がってポテチ(増量パック)をバリバリ食べながらコーラをがぶ飲みし、お気に入りの漫画、全36巻を一気読みしようもんならどうしますかっ?
ご覧になりますかっ、お義母様っ?
義母に問うてみたい…。




