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おっぱいと東京  作者: まんまるムーン
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料理だって…妻は結婚当初はいろんなレシピを研究して美味しい料理を作ってくれていた。


しかしそれは一年と持たなかった。


ある日、加奈は遅くまで残業があって、帰って作る時間が無いからお惣菜を買ってくる、あなたはお米だけ炊いといてくれる? というので僕は快く承諾した。


帰ってきた妻は疲れ果てていて不愛想だった。


後から聞いたら大家と借り手の間にトラブルがあって間に立たされた加奈は大変だったらしい。


それにしてもだよ! 


帰ってくるなり物凄く不機嫌な表情で、無言でテーブルの上に総菜を並べられた。


それまで食事の用意は全て彼女がやっていたので、僕は「ご飯よ」と言われるまでいつものようにソファに座ってテレビを見ていたのだ。


すると何と! 


待っている間に妻は自分の分だけ食べてしまった。


僕の夕食は、と聞くと、「あ、いるの?」で済まされた! 


それ以来、食事はほぼ総菜かレトルトになった。


だいたい私だってフルで仕事してんだから毎日料理なんて作れる訳ないでしょ! 


それが彼女の言い分。


その頃からだ。僕たち夫婦がすれ違い始めたのは…。





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