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おっぱいと東京  作者: まんまるムーン
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こんな存在がこの世にいることが信じられなくて、嬉しくて堪らなくて、その顔をいつまでも見続けた。


そして赤子を抱く加奈は、とても美しかった。


化粧もしていないし、髪も汗でベットリだし、疲れきっているけど、それでも今まで僕が見た彼女の中で一番の輝きを見せていた。


「加奈…本当に、本当に、ありがとう。」


涙なのか鼻水なのか、わけのわからない液体を垂れ流し続けて泣いている僕に加奈は笑いながら言った。


「私たち、この子のいいパパとママになろうね!」


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