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おっぱいと東京  作者: まんまるムーン
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スっと気持ちが冷めた。


同窓会で元カレに会うというイベントに浮かれていた自分が、気持ち悪くなった。


正直、隼人が今でもイケてたら、ハグくらい…いや、キスくらいありかもって思っていた自分が、めちゃくちゃ気持ち悪くなった。


たしかに父親はクズだ。


だけど、それは娘の私だから言える事だ! 


それからつまんない男と結婚しただぁ? 


お前の方がよっぽどつまんないヤツだよ! 


知りもしない他人のあんたが言う事じゃない! 



 一人で駅に向かって走った。


吐きそうだった。


ふと、父親のお見舞いに行った時、父が雅彦が来てくれたと嬉しそうに言っていたのを思い出した。



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