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「…酷いね。」
みんな口々に言った。
「今は…どうしてるの? 一緒に暮らしてるの?」
「…うん。でもね、別れようと思ってるの。この同窓会のハガキが来た時、これをきっかけに私は変わろうって思った。こんな自分をみんなの前に晒すの、すごく怖かったんだけど、でも何かきっかけが無いと、あのまま私は動けなかったと思うんだ。だから、今日はみんなに宣言したかったの。」
そう言って微笑んだ真子に、みんな高校時代の彼女の面影を見た。
卒業してからそれぞれ、困難に打ち勝ったり、成功体験を積み重ねたり、酷い挫折で落ち込んだり、同級生たちはいろんな体験をして大人になっていた。




