5話 初依頼!
作者)ついに来ました!
ここまで長かった(泣)
あ、まだまだ続きますよー(汗)
作者はいつも呑気。
「「ムムム…………………」」
クエスト依頼などが貼ってある掲示板に
目を凝らすリョウ。
その隣でも同じく目を凝らすコニー。
彼ら「▲(サンカク)」は、最初のクエスト依頼を
探していたが、ほとんどが初者には
無理なクエストだった。例えば…………………
『スペンカータンのミイラを探して』とか
『闇雲街道を代わりに攻略してほしい』とか
『ペットのウィングドーラを探してくれ』とか!
なんでミイラ探し!?絶対ツ◯ンカー◯ンだろ。
闇雲街道とかゾンビばかり出るし!怖いし!
ウィングドーラって何!?絶対やばい奴やって(泣)
…と、一向にクエストが決まらず悩みまくっていた
2人に、1人のエルフの女戦士が近づいてきた。
「そこの2人、ちょっといいか?」
ふと、振り返るとそこには
緑に染まった美しいロングヘアと
スタイリッシュな8頭身ボディ、
キリッとした眼にどこか色気を感じる口、
そしてとんがったエルフ特有の耳!
あまりの美しさに、昨日襲って来たミントと
比べてしまい、余計に美しく見えてしまった。
なんとか気を引き締めたリョウとコニーは、
そのエルフ騎士にいろいろ訪ねた。
まず、「どちら様ですか?」とリョウが訪ねると、
「あぁ、私はコークルネス・ヒガ・メユエス。
遠慮なくコーネスと呼んでくれ。」
と、コーネスは軽く頭を下げた。
「で、ご用件って…?」とコニーが訪ねる。
「あぁ、その件なんだが…」
とコーネスは持っていた画用紙サイズの地図を広げ、
「ココの攻略を手伝ってほしいんだ。」
と指指した場所は…………………
………………………………………闇雲街道だった。
「「…………………」」
2人はさっきまで見ていた掲示板に
似たような依頼があることを思い出し、
やな予感しか感じなくなっていた。
「「あの…今なんと?」」
と、目をパチクリしながら聞いた。
「え?いやだから、闇雲街道の
攻略を手伝ってくr」
「「申し訳ありませんが他を当たってください!」」
と言い残すと、適当にクエストを選び
さっさとギルドの扉を開けて出て行った。
ギルド内では、勢いよく開けたときの音が
響いていた。
………
………………
………………………………
「…え?えーと…え⁇」
コーネスは、その場の雰囲気を読みきれず、
呆然と立ち尽くしていた。
…………しばらくすると、買い物帰りの
エルフのおっさんが両手に買い物カゴと
首元を掴まれたリョウとコニーを引きずって
ギルドに帰ってきた。
「ったく、依頼人は大事にしろ…よっ!」
と、掴んでた首元を離すと
そのまま奥の厨房へと歩いて行った。
「…………………大丈夫か?」
コーネスが心配して近づくと、案の定、
リョウもコニーも目をぐるぐる回して大の字で
横になっていた。
そしてリョウが、
「ひひょお〜〜〜…(『行こう』と言ってます)
はんはうはらぁー…(『頑張るから』と言ってます)
ひゃのむからころはないで〜!
(『頼むから殺さないでぇぇ』と言ってます)」
コイツ酔っ払ってるんじゃね?と思うくらい
舌が回ってない状態でコーネスに泣きついてきた。
「あぁーー、もう!!!
これじゃあどっちが依頼人か
わからなくなるだろぉ!!!
頼むから泣きつかないでくれぇぇ!!!!!」
……………………そんなこんなで
最終目標である『闇雲街道の攻略』を達成するまで
▲にコーネスがパーティー入りをはたした。
しかし、彼女もまた、
最悪な未来に飲み込まれる1人になることは、
未だ誰も知らない。
「コーネスとコニーの魅力だったら
コーネスは美しさ、コニーはかわいさ
ココが一番の魅力だろうなー」by作者