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【連載再開!66,000PV感謝!】グランウッドでアホの子と! 〜人生の途中ですがヤキトリと名乗ることになりました。〜  作者: monkey_sun《400労働時間/月突破‼》
第2章 〜住み良い街に〜編

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その39,宴のあと

宴は遅くまで続いた。


持ってきた酒はアルコール度数が高く、俺はあまり飲まなかったが、ドワーフ達は酒が強いのかめちゃくちゃ飲んでいた。


少し酔いを冷ましたかったこともあり、ログハウスを出る。


外は当然のことだが街灯なんてものもなく、空いっぱいに星空が広がり、輝いていた。


夜のことを考えると明かりが必要だな。


昼間の移動だけとは限らないだろうし、防犯や魔物避けにもなるだろう。

多分。


切り株の椅子に座りながら、そんなことを考え空を仰いでいると、ログハウスからドワーフが出てきた。


おっぱ…現場監督を任せているソラだ。


(かしら)、進捗表と、必要な物一覧だよ」


「なんだ、ソラは飲まなかったのか?」


進捗を書いた紙を受け取る。


予定では…あと2週間でグランウッドに到達。


「あたいも飲んでたよ、みんな酒は仕事と同じくらい好きなんだ。グルーンじゃなかなか手に入らないけどね」


隣に腰掛けながら、フゥっと小さくため息を吐く。

そう言われてみれば頬が少し紅潮している。


「ああ、それと、2週間でグランウッドまでの道は作る。そのあとにレールの敷設、魔導機関車の手配、グランウッドの塀だね」


正直なところ、ここまで早く進むとは思っていなかった。


これもドワーフの技術の高さ、チームワーク、ソラの指示のおかげだろう。



「ソラ、おかげで計画が早く進みそうだ。ありがとう」



そう言って右手を差し出す。


ソラも右手を出し、俺の手を握る。


握った瞬間、ソラに引き寄せられ、大きな胸に抱かれた。


なんだこれは、普通逆の立場じゃないか?


「頭、あたいらに仕事をくれてありがとう。みんないちいち口に出さないけど、感謝してるんだ」


「いや、こちらこそ。こんなに早く道が出来るなんて、本当に夢みたいだよ。ソラが指揮してくれるおかげで、俺も他の作業が出来るしな」


柔らかくて暖かい。

冬の寒い日には良さそうだ。


残念だが、暖かおっぱいから離れ姿勢を戻す。


「グランウッドは帝国との中継地点にある。グルーンとの交易や人の往来が今後盛んになれば、帝国が何か手を打つかもしれないし、他の街や国も。ま、油断は出来ないな」


座ったまま上体を少し前に倒し、肘を膝に乗せた格好で続ける。


「街が魔物やヒトに襲われることだって無いとは言えない。防衛力の整備が必要なんだ。街を発展させて、住み良い環境にするのが目的だが、それは安心や安全のもとに成り立っているんだと思う」


「頭…」


熱弁する俺を、トロンとした瞳で見つめているソラ。

飲みすぎたんじゃないか?


背伸びをしてこの場の雰囲気を誤魔化す。


「なんてな。ソラ、明日も早いぞ!さっさと寝て備えてくれ!」


と言いながらソラの方を向いた瞬間、不意打ちのキッス。


「か、頭こそ、寝坊しないでよ!おやすみ!」


すくっと立ち上がり、ログハウスに走って戻ったソラ。



感謝すべきは、俺の方なんだけどなぁ…。



☆☆☆


翌朝、大きな音がしたのをきっかけに、ログハウスの長椅子の上で目が覚める。

既に工事が始まっていた。


「頭、おはようございます!」


着替えをしていたドワーフが手を止めて挨拶する。


「おはよう、ソラは?」


窓から辺りを見渡してもソラがいない。きっと、グルーン側に近いところで指揮しているんだろう。


「魔導機関車の手配がどうとかって言ってましたね」


やることが早いな。じゃ、ここの事は任せて大丈夫だろう。



同時進行で、ドライアドの農場整備、サキュバスの魔書整理、シェロちゃんの薬草収集とポーションの研究が進んでいる。


この1ヶ月で農場の寮が、そして間も無く倉庫が完成するというところだ。



魔書もリストアップがほぼ完了。今は帝国に行き、新たな魔書を探している。



問題はシェロちゃんのポーション。

効果の高いポーションは作れるのだが、安い材料で安いポーションを作るのが大変と言っていた。


良いポーションを薄めれば良いんじゃないかと提案したが、そんな簡単な話ではないようだった。


効果を100とした高いポーションと効果を20とした廉価版ポーションでは、治す最大値が違うというだけで、効いてくるまでの時間は変わらない。


しかし薄めてしまうと、その効果を発揮するまでの時間も長くなってしまうらしい。


何が原因か聞いてみたら、やっぱり虫だったらしい。


今のところ草とキノコだけで作っているようで、虫には手を出していないそうだ。


どんな虫が必要か確認して獲ってくるか…。


実は俺も…虫は苦手なんだよなぁ…。





ここまで読んでいただきありがとうございます。拙い文章ではありますが、評価、感想など頂けたら励みになりますのでよろしくお願いします!


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異世界タクシー 〜行き先は異世界ですか?〜
こちらも連載中です。宜しくお願いします。
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