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【連載再開!70,000PV感謝!】グランウッドでアホの子と! 〜人生の途中ですがヤキトリと名乗ることになりました。〜  作者: monkey_sun《400労働時間/月突破‼》
第1章 〜マシュマロ〜編

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その21,各種あり〼

 初めてのギルド依頼達成は、『鶏政』の新メニュー考案だった。


 シェロちゃんの家で揚げたザンギを手土産に、レシピを記した紙を渡しただけだ。これで20金貨。報酬は後日、ギルドを通じて支払われた。



 この数日間、魔法も色々と試してみたし(実際どんな効果があるのかわからない部分もあり)、今出来ることの確認も出来た。あとは実際にどうなるかだ。


☆☆☆



 街の入り口まで来た俺とシェロちゃん。


 鶏政での20金貨を元手に、心許ない装備を若干手厚くしに来た、というわけだ。


「あまり高価なものを買うよりも、今は身の丈にあった安いもので充分だし、何よりどんな噂が立つかわからんしなあ」

 先日の騒ぎを思い出す。多分、どの店でも金は取らないだろう。ランクB御用達のお墨付きが貰えるとあれば。



 しかしこのヒモ生活を脱却するために、まずは稼いだ金で何かを買う。まだ気分的なもんだけど。



「それなら街に入ってすぐそこの、武器屋のじいちゃんのところが良いかも。昔から安いものが揃ってるんだー」


 シェロちゃんが指し示した先には、掘っ建て小屋。お祭りの露店の様な店構えだ。軒下には革製の盾やベルト、何に使うかわからない道具がぶら下がっている。


 店の前に立つと、平積みにされた雑貨やポーション、焼き菓子に手ぬぐいが目に入る。長い年月、店をやってる間に売るものが増えていったんだろうな。あるあるこういう何屋かわからん店。


「安いので良い。剣を数本、あと、このぶら下がってる胸当てを貰おう」

指をさして注文する。


 だいぶ年のいった年寄り店主には声が小さかったのか、

「え?!あんだって??」

と耳の後ろに手のひらを当てて聞き返す。


「剣、を、く・だ・さ・い!」


「そうだね、ここ2、3日雨は降らねえよ」


「あのねえ!剣!剣を!売ってくれ!」


「あ?!そんなに大きな声出さなくても聞こえてるわい。だから雨は降らねえよ」


 だめだ耳が遠くて話にならねえ。

「ちょっとシェロちゃん、ここダメだわ」

 絶望の顔でシェロちゃんを見るとニコニコ笑っている。


「おじさんダメだよ、からかったら〜。」


「ああ、すまんすまん。客もだいぶ来てないもんだから暇でな。で、剣を数本だったな、胸当ても」


聞こえてんのかよ。


「聞こえてんならこの辺のポーションも数本貰おうかな。回復したり怪我を治したり出来るんでしょ?」

『ポーション各種あり〼』と書かれた札の下には液体の入った小瓶が数種類並び、その中身も瓶によって色が違いカラフルだ。


「ウチにあるのはそんなに効き目が強いわけじゃないが、オススメは魔力回復のポーションだ。ガツンとくるぜ」


 紫の液体の小瓶が魔力回復薬。緑のが体力回復薬らしい。


「じゃあそれを5本ずつ貰おう」



 剣を3本、男性用胸当てを2つ、女性用の胸当てを3つ。ペラペラだから予備も用意しておこう。

 それにポーションを数種類。

 シェロちゃんが買いたがった焼き菓子も数個にブレスレット。


 商売繁昌には興味がないらしく、とりあえずは支払い。


 購入したものを袋にまとめて入れてもらう。もちろん、そのあと皮袋に入れるわけだけど。


 めんどくさい店主に別れを告げ、シェロちゃんの家に風の加護で移動する。


☆☆☆


 シェロちゃんの家に戻って来たのには訳がある。やってみたいことがあり、敷地の広いここがぴったりだったからだ。塀もあり人目につかないのがまた良い。



 まず剣に風と闇をエンチャントする。


 『エンチャント』風。

 握った柄の部分に手をかざし、刃先に向かって手のひらを移動する。


 刃先で手を止め、再度『エンチャント』闇。


 振り下ろすと風を起こし、刃先で空気を吸い込む。


 成功だな。真空を作り出す仕様だ。


 実際に敵に剣が当たることなく切りつけることが出来る。安い剣でも安心安全。名付けて『真空斬』。カッコいい。我ながら惚れ惚れするネーミングセンス。


 胸当てには『リテラシー』を軽くエンチャント。これで誰でも攻撃を『読む』ことが出来る。当たらなければ、どうということはない。だよ。ポーションの出番が無いのが一番だ。


 シェロちゃんのブレスレットにも『エンチャント』光、っと。


 なんだか魔法も使ううちにレベルが上がっていくようで、容量が上がるというよりは使い勝手が良くなった感じがする。



 準備もある程度整ったところで、俺たちは件のワイバーン討伐へ向かうことにした。


 依頼受ける時はちょっとイキッて受けちゃったけど、これからのこと考えたら…怖ええ〜!

ここまで読んでいただきありがとうございます。拙い文章ではありますが、評価、感想など頂けたら励みになりますのでよろしくお願いします!


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異世界タクシー 〜行き先は異世界ですか?〜
こちらも連載中です。宜しくお願いします。
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