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なぜかなぜにかアンタルチカ  作者: そとのなか
7/7

blue blue sky

わたしはわからない。あまりに嘘すぎた。

「あーー」

こえ。くちから。

わたしはきこえたのかな? なぜだろう。

どうでもいい。ないみたい。

「なにがなんだか」

走りたい。とにかく走りたい。なにかをなくしたい、忘れたい。

いけないこと? でもするしかないじゃん。

ただ走った。逃げているの? そうかもしれない。

まだましだ。走るだけましなんだ。絶対そう。

わたしは嘘つき。嘘しかない。

本当はどこ本当はどこ。

なにかがわたし。でもさ消えちゃうの。そんなこと。

「わかるわけないじゃん」

誰か教えてわたし。わたしをわたしがみれたならいきやすくなっていただろう。

他人が欲しい。わたしと他人。あなたもいれば百人力。わたしは生きられる。

「どこかにいないかな? あなたと他人」

食う。食ったら。いられるかな?

お腹がぐー。

「晩御飯なんだろう」

すき焼きがいいな。おいしいすき焼き。

わたしは走るのをやめ振り返りそらと出会った。

実のところはみていないけれどもしだれかがその風景と出会っていたら。よかったのかもしれない。

この子はそんなの知れずただ歩いてなくすだけであった。お腹すいてるからね。頭のなかはすき焼き音頭でいっぱいだった。


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