〜ギルマスに出会って〜
ギルドの中に入り憲兵のオッサンが奥で酒を飲んでいるオッサンの元へ向かい何かを耳元で話しているように見える。するとその酒を飲んでいるオッサンの顔が驚いているように見える、あ、こっちに来いって手招きしてる、小走りして向かうと奥の部屋に連れて行かれた。オッサン二人に………事案である。流石に元男の俺でも体は女の子だ、身の危険を感じる。すると
「んで………嬢ちゃんはこの世界の人間かい?」
「!?」
いきなり核心付いてきやがった!もうどうにでもなれ!
「多分違うと思います…」
とちょっと誤魔化す。まあ自分がどうしてここに居るかも分かんないし嘘も付いてないし
「そうかそうか!お前凄い奴を見っけたなぁ!おお、ごめんよ嬢ちゃん、別に焼いて食おうと思った訳じゃ無いんだ。たまに別の世界から来るやつが居るんだがこっちと名前と名字が逆でな、確信を持ったこの冒険者のオッサンが俺のところに連れてきてくれたって訳だ、護送とも言う」
話を聞いてみると別世界から来た人をここでは異人と読んでいるらしい。そしてその異人にはその人特有のスキルを持ってることが多いらしい、それをユニークスキルと呼んでいるそうだ、この世界の人もユニークスキルを持っている人が居ない訳じゃ無いらしいが圧倒的に少ないらしい。そのユニークスキル目当てで誘拐されることもざらじゃ無いそうだ、俺は運が良かったみたいだな。ってか、あのオッサン憲兵じゃなくて冒険者だったのかよ
「自己紹介をまだしてなかったな、俺はここでギルドの長をやっているジーンって者だ、ギルマスって呼んでくれや嬢ちゃん」
「如月 蓮とあっ、違うのか、レン キサラギで良いのかな?と言います。よろしくお願いします」
「そうかそうか、じゃあレンちゃんはこれからどうする?一般的には異人の方々は冒険者になるみたいだが、静かに暮らして『冒険者になる!』……最後まで言わせてくれよ…」
しょうがないじゃないか、異世界決定してスキルも貰っているみたいだし、俺だって冒険したいんだよ!男の子だもん!…今は女の子だけど気にしたら負けだね
「良し分かった、取りあえずGランク冒険者からのスタートだ頑張ってくれ!……ただ嬢ちゃんは小さいし女の子だから舐められるかもしれねぇなぁ……」
あー、そうゆう奴は何処にでもいるもんなんだよな、ソロの方が気楽なんだけどな……危ないかな?
次回ギルドカード制作とスキルお披露目