表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

なろうラジオ大賞2 • 3 • 4 • 5 • 6参加作品

マンションの最上階から紙飛行機を飛ばす


此処はパパの所有するマンションの最上階の自宅。


最上階全部が家。


そこに僕はただ1人取り残されている。


あの人を化け物に変える病源菌が広がった日、風邪をひいて寝込んでいた僕を残しパパもママも朝から仕事に出かけていた。


災害に備えて食料や生活必需品は親子3人が数年立て籠もっていられるだけの量が備蓄されている。


だから1人取り残されていても何とかなるんだけど、寂しい。


それに化け物は音に寄って来るからマンションのベランダから「助けてー!」って叫ぶ事もできない。


それで僕は助けを求めてベランダから助けてって書いた紙で紙飛行機を折り、飛ばしていた。


風に乗って遠くに飛んで行く紙飛行機もあるけど、折り方が下手なのか風に乗ることが出来ずマンションの前の道に落ちて行く紙飛行機もある。


偶に遠くの空を軍隊のヘリコプターが横切って行くのが見えるから、家にある紙が無くなるまで紙飛行機を折って飛ばせば、何時か助けて貰えると思い今日も紙飛行機を折って飛ばしているんだ。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ