21 この残酷な世界で(ニケ視点)
「ごめんなさい。本当に……申し訳ないことをしてしまったわ。まさか私たちを救いに来てくれた勇者様だったなんて。それなのに私たちは……!」
私たちの前で、精霊様が深く頭を下げてくださいます。
風の精霊であり、この大陸の風の力の源がある世界樹を守護するルーシー様です。
どうやら私たちが、オークさんたちに人質にされていると勘違いされてしまったようで。
「……いえ、助けていただいたことには感謝しています。こんな戦乱の世ですから、すれ違いが起こるのはそう珍しくもありません。もしここに姫乃様がいらっしゃれば、些細な話であると流していたはずです」
「それは……もう一人の勇者様は、とても器の大きな指導者だったのね」
「はい。私のご主人様はそういうお人です」
私の目の前で、姫乃様が谷底へと消えてしまいました。
荷物も多くを失いましたが、他の方々は無事でした。これも姫乃様の素早い指示のおかげです。
導き手を失い、迷子となった私たちは、ルーシー様を頼る他ありませんでした。
「ノムの気配が近くにあるのはわかっていたはずなのに。私も、戦闘続きで気が立っていたのね」
そういえば、大地の精霊様のお姿がありません。
荷台を降りていたところは確認していましたので、巻き込まれていないはずですが。
ノム様は気まぐれなお方なので、何をされているのか私にはわかりません。
「ルーシー様。女王様ガオ呼ビデス。村ニ帰還シマショウ」
「そうね。本当は助けに行きたいところだけど、今はその余裕すらないか」
ハルピュイアさんが先頭に立ち、村へと案内してくれます。
本当はここを離れたくありません。ご主人様の無事を確かめたい。
ですが私は咲様を託されたのです。少しでも安全な場所にお連れしないと。
「お兄ちゃん……やだ、お兄ちゃん咲を置いていかないで……やだよ、一人はいやぁ」
「……咲様、大丈夫です。姫乃様は必ず戻ってきてくださいます。姫乃様は、いつも意地悪ですが、約束は守ってくださるお方です。大切な妹様を置いて、消えてしまうような冷たい方ではありません!」
そうです。姫乃様は生きて戻ってくると仰ったのです。
従者の私が、ご主人様のお言葉を信じないでどうするのですか。
「私と一緒に、姫乃様のお帰りをお待ちしましょう。約束しましたもんね?」
「お姉ちゃん……うん。咲、いい子にしてる。お兄ちゃんの言う通りにする。泣かない」
「咲様は偉いですね」
温かい身体を抱きしめながら。私は罪悪感でいっぱいになりました。
こんなにも細い身体に、勇者の役目を、世界の命運を押し付けてしまった。
そうしなければ人類が滅んでいたのは確かですが、本当に正しかったのでしょうか。
――誰もその答えを教えてくれません。
「二人とも疲れているでしょうし、村へ案内するわね。休まるかどうかは保証できないけど」
レイアース峡谷から数十分ほど歩いた先、トルセコ山の麓に小さな村がありました。
周囲を石の防壁が連なり、大型の兵器が乱立しています。平和な村とはかけ離れた印象です。
ぼんやりと赤く濡れた土には数百の墓標が並んでいました。子供たちがそこで花を植えています。
「ごめんなさい、少しだけいいかしら」
ルーシー様が離れて、丁重に一つの墓標を作ります。
「さっきの戦いで谷底に落ちた子――ザクロって子なんだけど。まだ子供なのに大軍を相手に臆さない勇敢なハルピュイアだったわ。今回が初陣だったの。それなのに私は、彼女を死なせてしまった」
「落ちただけで死んだと決めつけるのは早いです。まだ生き残っていらっしゃるかもしれません!」
「あの谷は鳥の墓場と呼ばれていて、乱気流が生じていて翼があっても自力で登るのは不可能なの。生き残っていたとしても、助けるのは不可能に近いし、あとは緩やかに死を待つしかないわ」
「そ、そんな……!」
だとすれば、翼すらない姫乃様が戻られる可能性なんてゼロに等しいのでは。
そこまで考えて、私は首を振って否定します。咲様と共に信じると決めたはずです。
「咲も手伝う。きれいなお花でいっぱいにする!」
「ありがとう。勇者である君にそこまでしてもらえたら、きっとあの子も報われるわ」
私たちでザクロさんという方の為にお墓を整えます。
しばらくして後ろが騒がしくなります。年老いた従者さんたちでした。
中央にはハルピュイアさんの中でも一際、大きく美しい翼の方がいらっしゃいました。
「女王様、こんな所でどうかしましたか?」
「ルーシー、ご無事で何よりです。ワタクシは勇者様が村をお見えになられたと聞き、ご尊顔を拝したく――あぁ貴女様が勇者様であらせられるのですね。何と小さく可愛らしい御方でしょうか! 女神様は彼女にすべての命運を託されたのですね」
ハルピュイアの女王様が、咲様の前でひれ伏します。
他の方々も同様です。過剰すぎる歓迎に咲様が困惑しています。
「勇者様。どうか村を、ワタクシたちを、その奇跡のお力でお救いくださいませ!」
「あ……咲は……咲は……お兄ちゃんが……」
咲様が困っていました。それも当然です。
大人が足元でひれ伏し泣き縋り、救ってくれと懇願しているのです。
村の惨状を目の当たりにして、もう後がないことは私にも痛いほどわかります。
誰もが疲弊していて、誰もが何かを頼らなければ到底生きられない残酷な世界なのです。
「勇者様、共ニ戦ッテクダサイ!」
「勇者様、魔王軍を打ち倒してください!」
「どうか、どうか我々をお救いください!」
やめて。やめてください。私は心の中で叫びます。
悲壮も期待も希望も、勝手に押し付けないでくださいと。
どれも幼い咲様には重すぎる。こんなの――あの時と何も変わらない。
「……申し訳ございません。咲様は魔王軍と戦うにはまだ幼く。到底、女王様の願いを聞き入れる余裕などはありません。どうかお引き取りくださいませ」
私は前に出て拒絶します。これまで傍に仕え過ごしてきて痛感しました。
女神様のお力を宿していても、咲様は普通の、お兄ちゃんが大好きな女の子なんです。
資格があろうと、勇者として無理やり戦わせるのは間違っていた。後悔ばかりが募ります。
「オマエハ何者ダ、ナゼ勇者様ノ言葉ヲ代弁スル!」
「そうよ! 女神様は世界を救う為に勇者様を生み出してくれたんでしょ!?」
当然ながら、厳しい意見が飛んできます。
村の人たちも生き残る為に必死で、正解なんてありません。
「私は勇者様の忠実な従者です。ご主人様の意に反す願いは受け付けません」
元凶である私が、こんなことを言うのは間違っているとわかっています。
今だって、姫乃様の存在を求めてしまう。私も女王様たちと根本は変わらない。
それでも咲様を託されたからには、従者として矛盾も飲み込んで、身を挺してお護りします。
「静まりなさい、勇者様の御前ですよ!」
女王様が騒ぎ立てる人々を黙らせます。
それから静かに、声に悲壮を滲ませて私に語りかけてきました。
「……猶予は残されていないのです。日々犠牲は増え続けています。勇者様のお力に頼れないとなれば、ワタクシたちはもはや滅びを待つしかありません。サク様が最後の希望なのです」
「ですが、それでも……それでも咲様は勇者である前に、幼子なんです」
女王様の涙の訴えを、血が滲む思いで私は拒絶し続けます。
「女王様。勇者様たちは長旅による疲れが残っているんです。気持ちが焦るのもわかりますが、どうかここは穏便に。それ以上は兵士の士気にも関わります」
ルーシー様が救い手を差し伸べてくださいました。
「……そうですね。勇者様を綺麗な宿の方に。丁重にもてなしてください」
「はい。この私にお任せあれ――二人ともついてきて」
◇
次の朝、寝心地の悪いベッドから抜け出した私たちは外に出ます。
朝焼けの空、少し肌寒さを感じます。姫乃様が風邪を引いていないか心配です。
咲様はお一人で目を覚まされました。お兄ちゃんとの約束をしっかり守っています。
「昨日の女王様の話は、半分程度聞き流してもらってもいいからね?」
朝食を届けに来てくださったルーシー様が、そう苦笑していました。
庇ってくださったのもそうですが、風の精霊様は勇者様を頼りにはしていないようです。
私はお礼を伝えます。咲様も一緒になって「ありがとう」と伝えていました。
「私はね、女王様たちのように勇者様に期待している訳じゃないの――あー今のはちょっと語弊があるわね。勇者様に頼りっきりになるのは間違っていると思っているのよ。……貴女の前でこんなことを言うのは酷いかもしれないけど」
ルーシー様は何かを見透かすような瞳で私を見ていました。
どうやら、ルーシー様は私が隠していた素性を知っているようです。
今さら隠すようなものではないのですが、それでも少し胸が苦しくなります。
「生みの親の意向に反しているのはわかっている。でもね、自分たちの世界を自分たちで救わないで、責任の所在を異世界の子に押し付けるのはおかしい。そう思うの。……まぁこれはあくまで私の個人的な意見で少数派みたいだけど」
「ルーシー様……」
ルーシー様はどことなく姫乃様と似ていると思いました。
素っ気ない態度を見せながらも、内面の優しさが滲み出ている。
不器用とも言えるでしょうか。何事にも物怖じしないその背中が頼りになります。
ふと、村を守る防壁の方から武器を持った方々が集まってきます。
一方は身体が小さなお爺さんで、もう一人の方は年若い青年でした。
「おや、この美しいお嬢さん方はどちら様かな? 精霊様、ワシたちにも紹介しておくれ」
「村でも大きな噂になっていると思うけど、勇者様とその従者さんよ」
「おお、こんなに小さな子が勇者様なんっスね。それに隣の従者さんもお美しい……!」
「もうっ、そうやって女性にすぐ色目を使うのはやめなさい。だからモテないのよ?」
「そんなつもりはないのに、酷いっス!」
ルーシー様がその輪に入り、私たちに紹介してくださいます。
「このお爺さんは土妖精のウォッカ。発明家で、村の防衛の手助けをしてくれているの。ハルピュイア用の武器や素人でも扱える兵器を制作してくれて、この人がいなければ村はとっくに滅んでいたわ」
「まさか勇者様とお会いできるとは、無理してでも長生きするものじゃな」
昔は大きな街でよく見かけた土妖精さんです。
そういえばトルセコ山には彼らが住まう鉱山があったはず。
「このいかにも貧弱そうな子はレグ。村の戦える子たちを彼に束ねてもらっているの。こう見えても生まれてから一度も彼女がいないらしいわ。募集中みたいだけど、時期が悪かったわね」
「ルーシー様、その説明は必要っスか!?」
「ホッホッホッ、顔は悪くないんじゃがなぁ。優男はハルピュイアの好みではないからのう」
紹介された青年も、まだ遊んでいても許されるような若さです。
彼が部隊を指揮しているとなると、村の男性は殆どいないのかもしれません。
「あの、もしかして村の戦力は……!」
「貴女のご想像通りよ。ハルピュイアが二十五名、村人が十一名、土妖精が五名。ここにいない残りの子たちは第五防衛線で待機している。これが私たちの総戦力ね。あとは戦えない子が百人くらいかしら」
ルーシー様は何事もなく話されていますが。
あまりにも絶望的な状況でした。女王様が勇者を頼るのも当然です。
「魔王軍によってトルセコ山にあるワシらの住処を破壊されてのう。二百いた仲間も、今はたったの五人になってしもうた。村の住人も経緯は似たようなものじゃな」
「そうっスね。昔は三百人ほどが暮らす長閑な村だったのですが。戦える男たちは殆どやられました。あとは非力な女子供ばかりっス。正直俺も今日まで生き残れたのが奇跡のようですよ」
「ハルピュイアも最初は五百人もいたんだけど、連日の戦いで今じゃ六十七……ガーゴイルとの戦いで一人減ったから六十六か。もう自然と全員の名前も覚えちゃった」
「そ、そんな……」
無機質な数字の増減が命の軽さを表していました。
「あ、二人はいちいち全員の名前を覚えなくていいよ。どうせ明日にはまた何人か減っていると思うし」
「ルーシー様、そんな縁起の悪い! 俺はもう明日の予定だって決めているんっスよ!」
「ホッホッホッ、ワシは毎日研究できて生き生きしておるよ」
「俺もそこまで呑気になれるほど、長生きしてみたいものっスけどね」
「そういえば最初に死ぬだろうと言われてから、レグもしぶとく生き残っているわよね?」
「それを言った連中は皆先に死にましたよ。俺が生き残れているのもルーシー様のおかげっス!」
「明日は私がレグの代わりに死にそうね」
「勘弁してくださいっス……!」
皆さんが楽しそうに笑われていました。
どうして、こんな絶望的な状況で強くあれるのでしょうか。
「女王様もその周りの年寄りたちも、負け続けて盲目になっている。安易な希望に縋って、勝手に悲観的になってどうするのって話よ。実際に前線で戦っているのは勇者様ではなく末端の子たちなんだから。もう少し、演技でもいいからこちらを労って欲しいわ。こっちだって命を賭けているのに……寂しいじゃない」
「そうっスよ。勇者様がこんなに幼い方とは思いませんでしたが、だからって諦めてしまっては死んでいった仲間たちに申し訳が立ちませんよ。最後まで希望は捨てないっス!」
「ワシは研究さえできればそれでいいのじゃが。何だかんだ村にも愛着があるしのう」
それはある種の、現実逃避に近いのかもしれません。
ですがどこまでも抗うその姿勢は、周囲を否応に勇気付けます。
今日まで村が残されているのも、彼女たちの前向きな姿勢の賜物なのでしょう。
「ルーシー様大変デス! 魔王軍ノ襲撃ヲ受ケ第五防衛線ヲ突破サレマシタ! 敵総数五千強。死者ハ五名、生存者ハ三名ノミ!」
「……想像以上に敵の動きが早いわね。残るはピスコ村の直前、最後の防衛線になるわ。亡くなった五人を丁重に弔ってあげて」
――五千。とてつもない数字です。
この村に残っているのは、兵士と呼べる方はいません。
武器を持っただけの村人さんと、戦い慣れていないハルピュイアさん。
対する魔王軍は数だけではなく、過去に大陸の精鋭たちを葬っているのです。
「精霊様、ワシらは先に向かっておるぞ。さっそく新兵器を試す時間じゃ」
「今度は途中で爆発しなければいいっスけどね。さすがに無駄死にだけは嫌っスよ?」
「そん時はそん時じゃよ。ホッホッホッ」
たった今紹介されたばかりの方々が戦場に向かわれます。
もう明日会えないかもしれないと言われても、現実感がありません。
彼らは日常の延長で、生死を賭けた戦いに挑んでいます。私はただ黙って見送ります。
「ピスコ村はコットスという巨人に狙われているの。世界樹を占領され、力の源である精霊核を奪われ、私も風の力を失ったわ。それでも、戦友の為に抗い続けている。この羽根飾りに誓ってね」
ルーシー様は、耳元の飾りを優しく撫でています。
ハルピュイアさんと同じ色の羽です。きっと亡き戦友さんのものなのでしょう。
墓標には大小いくつか羽が刺さったものがあります。今日もまた増えるはずです。
「……四大魔将軍の一角、炎鬼ヘカトンケイルに仕える三闘士の一体ですか」
「さすがね。魔王軍の内情をよくご存じで」
「それだけが……私に残された取り柄ですから」
ここに姫乃様が居てくだされば、きっと『カッコいい名前だな!』と。
そんな冗談を言って、いつものように私たちを勇気付けてくれたのでしょう。
「……心配しないで。倒すとまでは豪語できないけど、命に代えても時間は稼ぐから。二人は戦えない子たちと、女王様と共にレイアース峡谷を渡って逃げて。あそこは狭くて行軍できる幅がないし、先にガーゴイルを倒して退路は確保してあるから、安全に移動できるはずよ」
この事態を想定しての昨日の戦闘だったのでしょう。
もうこれが最後かもしれない。幾度となく訪れる終焉の予感。
姫乃様と共に行動していたことで、私はつい最近まで忘れていました。
明日を夢見て眠れる日々がいかに幸せなのかを。平穏がいかに脆く儚いものなのかを。
「ルーシー様。私は……間違っていたのでしょうか?」
私は問いかけます。自分の罪を、期待を裏切り逃げ出して、役目を放棄したのです。
その結果、関係のないお二人を異世界に巻き込んで。私たちの尻拭いをさせてしまっている。
「それは、難しい質問ね。それを判断できるのは未来の貴女でしかないから。――でもね、これだけは言える。サクたちも、それに貴女も悪くないわ。悪いのは何もできなかった私たち。魔王を止められなかった不甲斐ないこの世界の住人よ。ごめんなさい、それからありがとう」
ルーシー様は私を包み込んでくださいました。
それだけで”私たち”は救われたような気がします。
涙が止まりませんでした。あの時、欲しかった言葉を貰えたのです。
「精霊さん……」
「サク、お兄さんのことは謝るわ。本当は償いたいけど……もう時間がないの。どうか、貴女も生き残って。勇者なんかに囚われずに、自分の人生を好きに生きるのよ?」
「……お兄ちゃんは戻ってくるもん。咲は良い子だから。良い子にして待つの」
「そう、強いのね。それに純粋でとても真っ白。女神に選ばれるだけのことはあるわ」
目元を赤くさせながらも、咲様は健気に泣かず頷いていました。
私たちは逃げる準備を始めます。ハイオークさんに頼んで荷車に子供たちを乗せていきます。
「勇者様か……。本当にそんな人が私の傍にいてくれたら、すべてを背負ってくれるような、都合のいい救世主様がいてくれたら。とても頼りになって、カッコいいんだけどね。現実は甘くないわね。……二人とも後は任せたから」
最後にそう寂しげに微笑みながら、ルーシー様も死地へ向かわれました。
私がこれまで何度も見てきた、死を覚悟した戦士の瞳でした。他の方々もそうです。
勇者という希望に安易に縋らず、自分たちの手で残酷な世界に抗おうとする。
最初からこのような方々がいらっしゃれば、世界はまだまともだったのかもしれません。
――違う、これは諦めた人間の言葉です。今ならまだ取り返せる。
未来を信じるのであれば。姫乃様ならこんな所で諦めることはしないはずです。
あの方はいつも私に希望を与えてくださいました。ならば私も従者として恥じぬ行いをすべきで。
「……咲様、申し訳ありません。私はあの方を追います。……姫乃様のご無事を信じているからこそ、ここで精霊様を死なせる訳にはいきません。従者として、ご主人様の望みを果たしてきます。ハイオークさん、咲様をお願いします!」
「お姉ちゃん……!? お姉ちゃんいかないで!」
「ブオ、ブオオ!」




