表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/142

1-1. 手記 1









 手記、その一

 証言者 バルク・ハスラー元修道士


 過去の経歴はすべて洗い流したつもりでしたが、よく私だとわかりましたね。


 ええ、彼女のことはよく覚えていますよ。

 しかし、貴方の質問にお答えすることはできません。


 わざわざ来ていただきましたが、すべてが終わった今でも、多くを語ることはできません。

 なぜなら、彼女の耳は噂話を聞き逃さず、彼女の目は正確に獲物を射抜くのですから。


 老い先短いこの命だって、保証されたものではないのです。

 ただ、せっかく来ていただいたのです。


 一つ証言をするとすれば、

 彼女は人の姿を借りた異物。


 まぎれもない化け物でした。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ