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掃討
床板が開くとゾロゾロと男達が出てきた。
皆、一様に生気の無い青白い顔をしていた。
男達は李に近ずいて来る。
李は棍法を駆使し戦うが中々、倒れない。
外では雷鳴が轟き、激しい風雨が窓を叩く。
男達に囲まれ、李は万事休すの情況だった。
その時、蹄の音がし、扉が開くと宣教師達がいた。
宣教師は男達に銃弾を浴びせた。
男達は血を流して倒れた。
「危ない所をありがとう」李は男達に礼を言った。
「こやつらは悪魔に魂を売った奴です。もともと宣教師でしたが埋葬したつもりが生き残っていた。血を吸って生き延びていたのです」と宣教師は言った。
雨は上がり、日が登り始めていた。
