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入信希望者
李は街に戻り宿で仮眠をとった。
昼過ぎに目覚めると何だか外が騒がしい。
外に出ると4人の宣教師が説教をしていた。
「吸血鬼に襲われたくなければ我々の教えを信じなさい」
街の人々はざわめいていた。
「吸血鬼なんて本当にいるのかよ?」
「います。夜中、丘の上の教会に現れます」
宣教師達は吸血鬼がいかに恐ろしいかを語った。
半信半疑に街の人々は聞いていた。しかし、中には入信したいと言う者も出てきた。
宣教師達は入信希望者を教会に連れて行った。
李はその後をつけて行った。