なんかよくわからんがとりあえず怖い
第二話
何だよ。何なんだよ。何がどうなってるんだよ。
俺の思考は完全にスットプしていた。
状況を整理しよう。
俺は、綾香。に頼まれドクペパを買ってくるように頼まれた。
それが理由でコンビニに来た。
だが、そこで仏頂面のひげぼうぼうの男性につか待ってしまいこうなった。
そこまで考えて、ようやく思い出した。
俺は、人質になってしまったのだ。
「はあ〜〜
今日はついてないな。」
俺はため息をつき改めてまわりの状況を確認する。
現在、人質は俺を含め3人いる。
一方犯人である男は一人。
手には、拳銃が握られている。
「ねえ〜
私達をどうするつもりですか〜
身代金でも要求するんですか〜」
俺の隣にいる50代野男性が聞いたところ
「うるせえ
黙っていろ。」
で終わってしまった。
コンビニないには緊迫した空気が流れている。
気がつくと外のほうがだいぶ騒がしくなってきた。
何やらサイレンも聞こえる。
どうやら警察が来たようだ。
「聞こえるか。警察だ。
おとなしく武器を捨てて出てきなさい。」
「っち
来やがったか。」
男はそう言うと俺らに拳銃を向け行った。
「いいか。動くんじゃねえぞ。」
というと外に出て行った。
チャンスだ。
俺はとっさにそう思いポケットからナイフを取り出すと腕に縛ってあるロープを切った。
そして
「これでロープ切ってください」
「おお、ありがとう。」
そう言うと俺は男の方を見つつ、全員がロープを切り終えるのを待った。
「ありがとう。」
どうやらみんな切り終えたようだ。
「ここから逃げましょう。
方法はあります。とにかくあの男が戻ってくる前に移動しましょう。
皆さんついてきてください。」
そう言うと俺らは裏口へと向かった。
裏口に外へと通じるドアがある。
ただ半年前のことだから確証があるわけではないが試してみる価値は十分にあると思う。
俺達は裏口に向かった。
だが、外に通じるドアはなかった。
その時、男が中に戻ってきた。そして俺達がいないことに気づき必死に探し始めた。
「男が戻ってきました!とりあえず隠れてやり過ごしましょう。」
心臓はバクバク言っている。
俺は深呼吸をしながらそれぞれの隠れる場所を指示した。
そして、俺は入り口に近いところで男を待ち構えた。
ぎい
男が入ってきた。
手には、拳銃を握っている。
入り口から空くし進んだところで男はきょろきょろしている。
チャンスは今しかない。
俺は、ナイフを握り男に飛びかかった。