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異世界版世紀末に召喚されました。...泣きたい。
外伝は、少々お待ちください。
視界を埋め尽くしていた光がだんだん収まってゆく。
「はぁー。どうせまた召喚され...」
「ヒャッハー。生贄召喚成功したぞ!野郎どもォォ!」
「「「ヒャッハァァァァー」」」
おい!無視かよ!人の話聞けよ!ふざけんな!何が生贄召喚だ!
「おいお前ら生贄召喚なんざ俺にはきかな......」
「しぃぃーかもォォォこの魔道具によるとぉぉ。なんと!コイツ勇者だァァ。お前らァ!まだ驚くなよ?コイツはなぁ、そこら辺に幾らでもいるまがい物の勇者と違う種族が勇者のホンモノのバケモノダァー。」
「「「「「ヒャッハー」」」」」
もうヤダこいつら。人の話聞かない。
「よォーし!お前らひとまず奴隷紋を起動させるんだァァ」
「「「ヘイ!お頭ぁ!」」」
「行くぞぉおめぇーらァ。3・2・1 起動させろォー」
「「「奴隷紋起動!」」」
ヒャッハーな奴らが奴隷門を起動させ、召喚された時に刻まれていた左手の甲の奴隷紋がひかる。そして......
......バチンっ!!
その音と共に奴隷紋を起動させた奴らが砕け散った。
「だから効かないって言ったのに…」